明日で公演が急遽、終わりになってしまった東京芸術劇場の『パンドラの鐘』。残念です。パンフレットに寄稿しているために、劇評は書かないつもりでしたが、後日、野田秀樹作品が、本人以外によって上演される意味について、少し書いてみます。
野田秀樹作、熊林弘高演出の『パンドラの鐘』についての原稿を書き終える。初演は、野田演出と蜷川演出の競演だった。世田谷パブリックシアターとコクーン。1999年。蜷川は当時64歳。現在の野田さんは、その年齢をこえてしまった!