"あんまり儲かっているようにはみえないけれど、潰れない店がある。そのころの自分はそんなふうなかんじで食っていけないかなあと考えていた。古本が読めて、たまに友人と酒が飲めて、寝たいときに寝る。あと年数回旅行(国内)ができれば、それでいいかな、と。"荻原魚雷『暇な読書人』より。