「寒くない?」『暑いっす。インナー極暖着てるから。』「いいじゃん」『脱ぎたいっす、汗かきたくない。』「別に良くない?」『嫌です。…冷えたい。』「ひえたい?なに?ひえたい?って…新しくない?」『どうせ動いて汗かくから冷えたいっす。』「冷えたいって響きがさ、耳に来る感じが新しいね。」
リモート朝礼がなくなり、憂鬱な気分で出社しつつ、同僚Aさんの前の席に座った私。 「お、ピリカさんの前はドキドキすんなあ」とAさん。 「あら、ありがとうございまーす」 「あのー、二人とも、まったく気持ちこもってないっす」 Bさんが言い、みんなでハハハと笑う朝。 悪くない。