父が言う。「今度入院するけど、大丈夫やから来んでええで」「な、来んでええで」「来んでええで!」……あんまり言うから「手ぬぐい頬被りの上島竜兵さん」が浮かんできて吹き出しそうになる。父ちゃん、行った方がええのか?
彼はもう背中を押されることも、帽子を回すことも、譲られることも、熱々のおでんを食べることもないのか。 時代の変化についていけず、芸風も変えられず、若手との断絶を感じる。だから自分の手で舞台の幕を引く――なんて、コメディアンなのにちっとも笑えないぜ。 悔しいなぁ。合掌。(´人`)