〇〇するなよは、〇〇しろってフリ?
わずかこれだけの言葉だが、
とある情景が目に浮かぶ。
これを言われた人は、
どう行動すべきか決定されたようなものだ。
この言葉には抗うことはできない。
我々のDNAに刻み込まれた命令にも思える。
ある種の呪いのようにも思える。
〇〇するなよ。
と言われて大人しくしてられないのは、
もはやしょうがないことである。
先日病院に行ってきた。
診断がくだり、
先生からこう言われた。
そうか。
仕事のことは考えないでゆっくり休まないといけないか。
ん?
考えないで?
そう思ったのが最後、
この言葉の魔力は絶大である。
考えないでと言われたら考えてしまう。
これが人間の性である。
先生、それはどちらの意味で仰ったのですか?
無論、本当に考えないことを意図したはずだ。
だが、なかなかそう簡単にはいかない。
考えるなって言われて、
考えないのは無理難題である。
この呪縛は強力である。
長い戦いになりそうだ。
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