染(SOME)=日本語教師22年×台南在住15年×読書大好き→多方面から日本語教育へのヒントを公開

ONER Online Japanese school代表。22年の経験から日本語教師に役立つ「思考」「情報」「ネタ」を公開!「日本語教育」と「日々に伴走」が柱。「哲学」「教育」「言葉」が大好き。https://linktr.ee/oneronlinejapaneseschool

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日本語は「事実」+「感情」を表す言語他の言語と比較してみよう。

言語の世界で行ったり来たり 私は、日本語を教える時も、自分が言語を用いる時も、 様々な言語間を行ったり来たりしています。 私が扱える言語は、日本語・中国語・英語の3つです。 私は台湾に15年間住んでいたし、台湾人の夫とも中国語で話しています。 なので、中国語で思考することも多いです。 また、英語が大好きでこの「言語」の世界に飛び込んだので、 現在も英語が大好きで学習を続けています。 日本語の授業は毎日あるので、もちろん日本語の世界にいる時間が一番長く、また探究心を持っ

    • 最近の子にはいい子が多い

      私がよく感じること。 それは、 【最近の子にはいい子が本当に多い】。 10代20代の子たち。 例えば、 お店で客として接客を受けるとき。 最近の若い人たちは、ほとんどの人が 「ありがとうございます。」と言っている。 相手のことを気遣ったり、優しい子が多い気がする。 その一方で、街で見かける失礼な人には、おじさんやおばさんが多い。 例えば、 酔っ払って電車でトラブルを起こす人。 お会計のときに、投げるようにお金を出す人。 私たちがまだ学生だった時代、 学校でタバコを

      • 今私は十分幸せだと感じた誕生日

        「43年前の今日私は生まれたのか。」 感慨深くなりながら、駅からの帰り道。 風もなく穏やかな日で、夕方でも春の気配を感じた日。 いつもならイヤホンで音声を聞きながら帰ってくるけど、その日はただ周りの音を聞きながら帰ってきた。 そうすると、辺りの景色がよく見え、そして色々なことを感じることができた。 そして、こう感じずにはいられなかった。 たとえ2年前の辛さをまだ乗り越えていなくても、今私はこうやって生きてる。 たとえ明日大地震が来たとしても、今私はこうやって生きて

        • 自分の想像の中に全くないことをやってみると気づきがあると感じた:複業のススメ

          私は日本語教師を約20年ほどやっています。日本語ってとても難しいので、まだまだ分からないことだらけです。 でも、どのくらいの期間日本語を学んだ学習者がどのような問題に直面するか、どんな質問が出るか、またこの文法と一緒にこれも導入してあげたほうがいい、などなどはけっこう分かるようになってきました。 この仕事をしていると、老若男女を問わず、本当に色々な人に出会うことができます。そして、日々色々なジャンルの話を聞くことができるんです。だから、全く飽きることがない。本当に素敵な仕

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          「次女がいてよかった」と思う色々な瞬間:母娘の1対1だったらお互いキツかっただろうなと。

          ある小説を読みました。 母娘二人暮らしの話。母親が毒親。 「この子のために」と思ってやっていることが、たった一人の娘には重すぎる。やることなすこと全てがそう。 母からすると娘って女同士だから、「わかるよね?」という前提がある(と私は感じる)。 これがもし母と息子という異性だったら、「わからん」で収まりそう。 女同士って、だから厄介。 長女は、私が喜びそうなことを、先回りしてやってくれちゃう。 小さいことで言うと、例えば私が夕食の支度をしている時。 「そろそろご

          「次女がいてよかった」と思う色々な瞬間:母娘の1対1だったらお互いキツかっただろうなと。

          日本語オンラインスクールの横のつながりを大切にしたい。

          毎年、一年の終わりに、先生方にメールを送っています。 今回は一年の始まりの今日、1月1日にメールを送りました。(ついさっき) 2022年は特に、【横のつながり】ができてきました。先生方に宛てたメールの内容をここに残しておきます。 先生方 こんばんは。 昨年は大変お世話になりました。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 前回このような文章を書いたのは、確か2021年の年末でした。 2021年は私にとって谷の底にどこまでも落ちていった年でした。そのことを書いたの

          次女、えんぴつを愛でる

          2022年ももう残り1日という今になって、今まで知らなかった娘の大切なものを知った。 それは 次女は可愛いえんぴつが大好きだということ。 本当に小さいことのようだけど、なんだかとても大きな気付き。そして、それを知った私はもっと次女が愛おしく思えた。 実は、次女(小3)は夏頃から「可愛いえんぴつが欲しい。」と言っていた。「ママ、買ってもいい?」と。 私はというと、「えんぴつなんて書ければいいんだから、見た目なんてなんだっていいじゃん。しかもそのほうが安いし。」と返し、買

          目に見えることと見えないこと

          今、私の目の前に見えている人たち。 この人たちの中に、本当に心から幸せな人っているのだろうか。 私から見える人たちは、どの人も皆幸せそう。 何かを一生懸命書いている若者。 お手紙を書いては封筒にのり付けをしている人。 本を読んでいる人。 それぞれに仕事をしていそうなご夫婦。 何かのメモを取っている私と同い年くらいの人。 こんな午後の時間にカフェに来ているだけで、 みんな幸せそうにみえる。 みんな余裕がありそうにみえる。 みんな満たされているようにみえる。 でも本当に

          5年日記って5年後の自分が楽しめるだけじゃなく、子どもや孫にも楽しんでもらえそう!

          先日の土曜日の夜遅い時間にNHKをつけてみたら、【ETV特集 昭和天皇が語る 開戦への道】という番組が再放送されていました。子どもと一緒に夢中になって見てしまいました。 この特集は、NHKが入手した「拝謁記」に基づいて作られたものです。 昭和天皇のお言葉がこのように書き残されて、今の私たちにも伝えられる。とても興味深かったです。 また更に、2021年9月には、天皇の侍従長・百武三郎の日記が公開され、「拝謁記」と「日記」2つの資料から、昭和天皇と側近たちの声が直に伝わって

          5年日記って5年後の自分が楽しめるだけじゃなく、子どもや孫にも楽しんでもらえそう!

          記録しておきたい娘の成長

          さっきお風呂から上がって、くすっと一人で思い出し笑っちゃったんです。それは今日の出来事。娘が私に言った何でもない一言なんですけど、私にとっては覚えておきたい一コマになりました。 今日は日曜日。掃除をする日。 掃除機のコンセントを繋いでスイッチを押す。いつものようにウィーンと大きな音をたてて、掃除を始める。 すると、なんだか匂いがする。 私「なんか匂いがしない?外からかな。」 それぞれ何かをしている娘たちからは返事はない。私は掃除を続ける。 私「なんか匂いがするんだ

          くせ毛で悩む私の救世主になるか?!

          私のくせ毛との戦いは永きに渡り続いています。 中学生のある時までは、超サラサラヘアーだったんです。で、バスケ少女だった私は中学何年生かの時に、思い切ってショートヘアにしたんですね。 そしたらば、そこからクセが強めのヘアーに変わってしまったんです… 正直それが原因だったかはわかりません。ちょうどホルモンの変化か何かで、そうなる時期だったのかもしれません。なんですが、私の中では『絶対あれだ!何であの時バッサリ切ってしまったのだろう…』と後悔の念が42歳になった今でもあるんです

          結局私ってなんで『読書』するんだろう?

          私は本を読むのが好きです。 でも、好きでよく読んでいるのは、日常ですぐに役立つようなものではありません。 それに情報だったら、インターネットのほうが早いし広い。よく「今どき本なんて読む必要ある?」「本に書かれていることなんて、出版されて読者に届く時点で内容が古くなってるんじゃない?!」「インターネットのほうが最新の情報が得られるのに。」という声も聞きますよね。 じゃあ、「なんで『読書』するんだろう?」って改めて考えてみました。 結論: かなー、と自分では思っています

          『ワンアクションでできる』がポイント

          こうやって大好きなnoteが書けること、心から嬉しく思えます。2週間ちょっと前に体調を崩して、それから毎日頭痛に悩まされ、なかなか長い時間座って作業をするのが難しくなっていました。 マスクを日常的にするようになりもうすぐ丸3年。この間病気という病気になかなかなりませんでした。だから、今回久しぶりに体調が悪くなって、なんだか治りも遅い。いつも通りの簡単なことでもなかなか向き合えず、心もモヤモヤしてしまいました。ちなみにコロナは陰性(なんだったんだろう)。 そんな状況から重い

          試験を受ける学習者への声掛け:『頑張ってください』は使いたくない私。

          私は日本語能力試験を受ける学習者や、日本の大学や大学院を受験する学習者にも指導しています。 ついこの間も、日本の大学院を受験した学習者がいました。 試験前日最後の授業。その人への声掛け。 『明日是非楽しんでください!』 それは、毎日・毎週積み上げてきたものを見ているから出てきた言葉です。 私は子どもの頃、運動が得意でした。得意分野は中長距離。小学生、中学生の時は、市で行われる陸上競技会やマラソン大会の代表選手としても選ばれることがありました。 バスケ部に入っていたの

          試験を受ける学習者への声掛け:『頑張ってください』は使いたくない私。

          親の当事者意識と子離れの関係

          次女が喉が痛いというので、小児科に連れて行きました。 その帰り道、次女が通っていたこども園の前を久しぶりに通ったんです。そうしたら、たくさんのお母さんたちが担任の先生を囲んで、熱心にお話を聞いていました。 とても見慣れた光景で懐かしくなりました。私もかつては、幼稚園のお迎えに行って、担任の先生が話してくれる「今日の様子」や「明日の持ち物」などを聞き漏らしてはいけないと、食い入るように聞いていたな-。 そこでふと思ったんです。 そう言えばそうだったなと。 平常時はもち

          【金木犀の香り】からみる「他人を感じたい」という気持ち

          今日は過ごしやすいとてもいいお天気でしたね。そんな日曜日の今日、毎週末恒例、娘たちと一緒に駅までぶらぶらお散歩をしてきました。 すると、金木犀の香りがふわっとしてきました。ここ最近雨が多かったので、同じ道を歩いていても香ってこなかったんですね。まだ金木犀は元気に咲いていました。 金木犀といえば、 というのが話題になっていました。 桜の開花とか紅葉などは【○○前線】などと、毎年テレビやネットで話題になり、皆が季節の移ろいに注目するということは以前からありました。 でも