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逆境に立たない

空想と小説

小説の作者は主人公の味方であるべき?

ものかきは策士だ。あるいは詐欺師だ。正直者を通してはつまらん話の山ばかり作ることになる。細心にして豪胆な嘘をつかねばならない。現実に沿うと見せかけて知らぬ間に飛んでいってしまうような仕掛けが必要だ。それでいてその偽りが面白いと思わせねばならん。小説ってなんてむずかしいんだろう。