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原子力という電源に「脊柱を蝕まれた」愚かなエネルギー観は日本どころかこの地球全体を放射能汚染まみれにしていく

青森県下北半島の日本原燃六ヶ所再処理工場は、仏UP-3再処理工場(年間処理能力800 t)の技術を基に設計されており、UP-3が稼働開始してから、33年が経過しましたが、公開情報に拠れば、1990-2002年の稼働状況は、良好で、設備利用率も高く、80 %台を推移していました。

日本原燃が保有する青森県下北半島の六ヶ所核燃料再処理工場(ウラン換算800 t/year。当初、1500 t/yearでしたが、世界の動向を鑑み、見直し、仏国のUP-3再処理工場と同規模同技術の導入)は、1993年着工、当初の建設費は7600億円、現在3兆円にも達し、途中、福島事故前、コールド試験(通水試験)とホット試験(本物のPWRとBWRの使用済み燃料の処理)、福島事故後に策定された新規制基準適合安全審査に合格後、2024年度に運転開始予定

日本原燃が所有する六ヶ所再処理工場(ウラン換算処理能力800 t/year)は、建設開始から四半世紀も経ち、途中、コールド試験(通水試験)やホット試験(燃料溶解システム試験)を実施したものの、10年間の新規制基準適合安全審査を経て、来年度から、本格稼働することになっていますが、問題山積、運転経験者は、仏ラ・アーグ再処理工場での訓練者を含め、全体の30 %しかおらず、本格稼働できる体制ではありません

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