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(203首目) 遺されし毛糸の玉に編み込めば思い出は手に鍋掴みから ◇今年の初めに急逝した叔母は編み物の達人だった。待望の末にやってきた2歳になる初孫への服や小物を、これからも量産するつもりだったのだろう。家に沢山残されていた毛糸を私も少しもらったので、鍋掴みを編んでみた。◇