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オーストラリア・俳句シンポジウム その2

2か月前

オーストラリア・俳句シンポジウム その1

2か月前

入道雲 〉ビミョウなことの四捨五入

箱庭に人魚と和邇の四月来る

春の川 脂肪の憑いた恋を斬る

通巻500号

国道に漂流してる近未来

玉手箱から南国ひろがる鳳作忌

幻と幻食べて生きている

儚さの底を舞ってる白い蝶

夏雲へ弓引く前の白い刹那

春の夜バーガー・ポテト手に三島読む

令和二年度 新春俳句大会

流星群アイデンティティーを打ち壊す

2020年1月9日

寒昴 転生してはみたけれど

2019年 形象作品特集号

心の闇ホワイトペンで執刀す

虹色の一色づつを脱ぎ捨てる

バター塗るちょっと焦がした情愛に

白桃の流血止まらず獏を呼ぶ

「九州俳句 No.197」

ラ・フランス夢の奢りを嚙り切る

五月雨が解いてゆきます無機質へ

さざんかの虚空におちる銀の雨

高岡修先生 「前原東作、誠兄弟 俳句革新へ歩んだ生涯」

コスモスに終末論のなぐさめを

『世界文学と俳句』より

真夜中のサービスエリアで虹を見た

今日の秘密持ち去る鍵穴の夕陽

ヒマワリが大合唱してる暗闇

炎帝に翳る滑り台の横顔

高岡修先生 九・十月のことば

6月に涙は置いて月めくる

魔の森のジャンヌ=ダルクに道を訊く

2018年9月1日 南日本新聞

戦争無しの平成を背にツル還る

秋天を現在(いま)も昏れ残るツインタワー

凪の鱗のように幻想耀う

新月 ノミのハートに火をつけて

現代俳句 2月号

形象 2020年 特集号

しなやかに心を殺し青蜜柑

現代俳句年鑑 2021

冬うらら虚構の先へ帆を上げる