「これは欠陥ではなくして、ユートピア的社会主義に対する科学的社会主義の長所である。すなわち、社会主義的社会制度は、ただ歴史的産物たるべきもの、歴史的産物たり得るものであって、時満ちて、経験という独自の学校から生まれ、生ける歴史の合成から生まれるものである。」(『ロシア革命論』)
「マルクス自身、無謬性を要求したことなどまったくなく、無謬の歴史的判断といったような考えほど、マルクスの教義の精神と相入れないものはない。」(『民族問題と自治』、ローザ・ルクセンブルク)