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日本の稀代の自由人たる柄谷行人 その6

「君は子供のとき幸せだったかい? 僕はそうだったと思う。幸せか、と自分に問いかけはしなかったからね。」 2021/08/14

古代ギリシャの大人物たちは外からつくられたのではなく、自分で自分をつくりあげた。自分のなりたいものになり、自分を偽ることがなかった。 2021/08/08

幸せは求めるのをやめたときにのみ見つかるものだ 2021/08/11

ほかでもない自分も死ぬのだと気付いたとき、人は成人となる 2021/08/09

彼はついに、愛には何ら核心がないこと、愛する人におのれの感情を投げかけることは結局は自傷行為でしかないと見出した。 2021/08/10

恋はぼくらの頭脳や本能をついばむのではない、ぼくらの骨そのものをついばむ。  2021/03/23

「現実とはつまり人が想像する数だけあるのだ」 2021/03/27

人生そのものが虚構なのだ──ぼくたちはみな、自分の才能と性質に応じて人生を理解し、それぞれのやり方で叙述しているのだ。 2021/03/31

「正直に言うわ」と彼女は言った。「わたしは理論的な考察はどうでもいいの。ただあなたに愛されたいのよ」 2021/08/13

バスルームの鏡の前で髭を剃っていた彼は、人生でずっと正気の振りをしてきたことに気付いた。 2021/08/12

もう何年も、彼は心のなかで自分の生活を書きつづる癖がついていた-- 生きることと書くことが同時に行なわれるのだ。 2021/03/28

「人間の心なんてものを発明したのは誰なの。教えてよ、そしてそいつがどこで首を括られたのかも知りたいわ」 2021/03/22