第3回日本翻訳大賞の受賞作は新潮社/アンソニー・ドーア/藤井光=訳『すべての見えない光』、白水社/エドゥアルド・ハルフォン/松本健二=訳『ポーランドのボクサー』の2点。注目しよう。松本健二氏の翻訳はロベルト・ボラーニョ作品でも親しんでいるだけに、一読者としても特別な感慨がある。
白水社さんの近刊予定情報が熱すぎて目がまわる。エクス・リブリスの甘耀明/白水紀子=訳『鬼殺し』上下巻、ボラーニョ・コレクションのロベルト・ボラーニョ/松本健二=訳『ムッシュー・パン』、白水Uブックスのマヌエル・プイグ/安藤哲行=訳『天使の恥部』あたりは購入が運命付けられている。