梅原大吾さんはプロゲーマーの由来をゲームセンターという空間の蛸壺に求めていた。色んなはみ出し者が当時のゲーセンには集まっていた、云わばそういう避難所みたいなものがゲーセンだったという。格ゲーの浸透度はそれだけ、ガラパゴスな方法で深まっていき、そのメジャー化転向を嫌う者も多い。
イデオロギーの対決がもたらすデメリットをいくら具体例を挙げて論証しても、歴史で繰り返されるように、資源や富を巡ってだけでなくドグマティックな激突は大いに史上で行われている。それは人間の一元的な思考故か、それとも文化的な素養のぶつかり合い故か判らないけれども。競合する歴史を顧みる。