セブンティーンが手元から聴けたところで、私の人生が変わるわけでもないし、17歳の私が救われるわけでもない。ただ、3番線のホームから階段を駆け上がって春を待った少年が、2番線のホーム飛び込むはずだった少年が、今歌を歌っていることが、ほんの少しだけ私の青春を救ったのかもしれない。