人気の記事一覧

「春の祭典」 アレホ・カルペンティエール

2年前

『失われた足跡』を紹介するにあたって (シュルレアリスムとの関係など)

『犬を愛した男』 レオナルド パドゥーラ(著)寺尾 隆吉 (訳) キューバの現代文学です。トロツキー暗殺を軸に、20世紀全体の時間を、ソ連、スペインからメキシコ、キューバにまたがる空間的スケールで描く。本としても600頁を超える、物理的にも分厚い超重量級の大作でした。 

『失われた足跡』(1953) アレッホ・カルペンティエル

「圧力とダイヤモンド」 ビルヒリオ・ピニェーラ

2年前

「バロック協奏曲」 アレホ・カルペンティエール

2年前

「方法異説」 アレホ・カルペンティエール

2年前

めも。アレホ・カルペンティエル『時との戦い』(水声社/寺尾隆吉=訳)2019年12月25日発売。現在詳細は記されていないが、愛するシリーズであるフィクションのエル・ドラードだし、カルペンティエル作品だから概要がなくてもおさえておく。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784801004580

めも。レオナルド・パドゥーラ『犬を愛した男』(水声社/寺尾隆吉=訳)4月15日発売。ラモン・メルカデールによるレフ・ダヴィドヴィチ暗殺事件を描いた688頁に及ぶ長大な小説。著者はハバナ生まれの作家で、おもに推理小説を執筆している。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784801002692

ハッシュタグ「土用丑の日はうのつく本を読もう」に乗り『失われた足跡』(アレホ・カルペンティエル)を挙げる。未開部族の原始楽器を探索するためオリノコ川上流に旅立つ音楽家の物語。商業に関わる苦悩、文化の相違、細密に描写される南米のジャングル。幻惑的にしてアイロニカルな主題を楽しめる。

現代企画室/ギジェルモ・カブレラ・インファンテ/寺尾隆吉=訳『TTT』話。ある歓楽街に集まる人物たちの物語と言うのは簡単だが、この遊びに遊びをかさねた言語的実験の塊を語るにはものたりない。翻訳が困難な構造。ハバナの空気を彩る語呂合わせ。全編に渡る巧妙にして奇怪な表現が面白すぎる。