泣き叫びながら、話す その時の感情を噛み締めながら だって思い出せるんだもの！ 壁の色、ベッドの色、灯り 投げ掛けられた無慈悲な言葉も反芻し 感情にした瞬間、殺してやりたかったなぁって思います 初診で今までの経緯を訊かれるから答えているだけだ やり方は変だが慣れてきた

まぁ、それを聞いて治療法を提案してくれてはいるから、拒絶はされていない ただ、不思議と過去に耐性がついてきた 性暴力の話は一番辛い 眠る前にバァッと思い出す だが、抵抗してもムダだったはずだ あの頃私はエンシュアリキッドしか体が受付けなかった 逃げられなかった　仕方なかった