スポーツメンタルコーチとして。
初めまして。
橋本勇郎(@hashimotoyuro)です。
私はスポーツメンタルコーチとして、スポーツ選手のメンタルサポートをしています。目の前のスポーツ選手を支えることを通じて、スポーツをする喜びにあふれた社会にしていきたいと思っています。また、スポーツ選手を支える人たちのためのオンラインコミュニティである、Spaceという場所を通して、選手と選手を支える人たちが、その喜びを共有できることをお手伝いしています。
スポーツメンタルコーチとして選手のサポートをしていると時折、「どうしてスポーツメンタルコーチになろうと思ったのですか?」と聞かれることがあります。
こういった質問をいただけることは素直に嬉しく思います。私自身やスポーツメンタルコーチという職業に興味を持っていただけていることの証拠だと思うからです。
しかし、一方で複雑な思いもあります。この職業を選択した瞬間は明確にあるのですが、そこまでの道のりや私自身のストーリーを語るには準備や時間が足りないと感じるからです。そんな中でお答えすることもあるのですが、私が私自身を語ることがあまり得意でないところも相まって、「うまく伝えられたかな」というモヤモヤと感じてしまうことが多くあります。
ですので、この文章を通じて少しでも私のことを知っていただけたり、目指すところやどんなことをしているのかを知っていただけますと幸いです。
挫折してばかりのスポーツ歴
スポーツメンタルコーチとして活動しているからには、私自身にもスポーツに取り組んできた経験があります。そして、そのどれもが挫折の連続だった気がします。
私が最初に夢中になったのはサッカーでした。
しかし、小学4年生の時にコーチから理由もわからず干され続け、コーチへ不信感を募らせていたり。そのままサッカー続けた中学3年生では副キャプテンを務めたもののチームで孤立するということを経験したり。サッカーを続けていくこと諦めてしまいます。
高校では陸上競技に転向するも、最後の大会一週間前に肉離れをしてしまいます。4×100mリレーにはなんとか出場できましたが、個人の100mは泣く泣く棄権することに。不完全燃焼で引退をします。
もうスポーツはいいかと思いながら入学した大学では、学科の先輩に誘われ今まで考えたこともなかったアメリカンフットボールに挑戦。しかし、圧倒的なポテンシャルを持った同期や後輩に囲まれ、プレイヤーとして思うように試合で活躍することはできませんでした。
もちろん、苦しかったばかりではありません。
その経験の中で培った能力や心構えは今でも役に立っていますし、その時々で出会った仲間は人生の宝物だと思っています。
しかし、その時々の選手時代の中で、自分なりに目の前のことに一生懸命取り組んできた中で(自分で言うものかどうかはさておき)、思うような結果を残せなかったことは非常に大きな劣等感として残っていました。
どうすれば自分はうまくいったのだろうか?
高校を卒業した後、私は学校の教員を志し東京都の大学に進学し、教育心理学を学びました。正直なところ、当時の自分に何故そういう道を選んだのか聞いても、明確に答えることはできないと思います。しかし、今から考えるとその時のモチベーションになっていたのは、中学時代に部内での人間関係にうまくいかなかったことが原体験としてあるような気がします。
「どうしてうまくいかなかったのか?」
「どうすればうまくいったのか?」
そういった思いが転じて
「あの時の自分のような人たちを救えるようになりたい」
と思うようになっていきます。
そんな思いに突き動かされているからこそ、無意識に「指導者」という道を選択していたのだと思います。
大学で引退した後も、どこかのチームに所属してもう一度選手として活躍することを目指すということも考えた一方で、指導者としてキャリアを積みたいという気持ちが強くありました。そんな思いから、学部時代で学び残した教育心理学を大学院で学び、選手のメンタル面をサポートできる職業に就こうと決心しました。
選手の幸せを願い、それをサポートする
とはいっても、周りにそのツテもなくどうやってなったらいいのかわからない状態。そんな時にすることといえば、とりあえずネット検索ですよね。本当に便利な時代になったと思います。
「スポーツ メンタル」で検索をかけ、そこに出てくるサイトを片っ端から見ていきました。そこで初めて「スポーツ選手のメンタルを支える人になるためには」という講座を目にします。そして「よくわからんけど話を聞きにいってみよう」と直感に従って参加することに。これがスポーツメンタルコーチであり、弊社代表鈴木颯人氏との出会いでした。
今となってはその時のセミナーがどんな話だったのか、実はあまり覚えていません。ただ今でも覚えていることは「選手の幸せをサポートすることが仕事」というキーワードでした(もう一つは、その後の養成講座に関して「学割ってありませんか?」と質問したことです笑)。私はこの信念に強く惹かれるものがありました。
というのも私は大学アメフト部でプレイヤーとしての他に新入生勧誘の責任者という役割も持っていました。チームの中ではリクルーティングリーダーと呼んでいましたが、新入生を勧誘することには非常に重要な意味があったのです。
大学4年間というのは、社会に接続するための最後の準備期間である。だからこそ新入生の人生の中で私たちのチームに入るということはどんな意味があって、どんな価値があるのかを考えることが私たちにも求められていました。新入生をチームを迎えるにあたって、彼らの人生と向きあうことを旨としていました。
「選手の人生を良くすること」「選手の幸せをサポートする」という信念は、そんな経験の中で大切にしてきた部分と、重なる部分がありました。そして私はスポーツ選手のメンタルを支えられる人になろうと改めて強く思い、スポーツメンタルコーチという肩書きで活動していこうと決意しました。
スポーツメンタルコーチとして
あの時の自分を救いたいから、メンタル面で悩みを抱える選手をサポートしたい。心理学的に言えば、こういった思いは”メサイアコンプレックス”と呼ばれるもので、一般的にあまり良いものとして語られません。しかしこの思いがきっかけとなって、スポーツメンタルコーチとして活動を始めたのも事実です。
そこから2年。様々な選手をサポートさせていただきました。
不調が続いてしまっているプロのボクサー。怪我に苦しむ高校サッカー選手。教員を志す大学フェンシングの選手。海外での活躍を夢見るダンサー。周囲の期待に答えられないことに悩むモーター競技選手。自分の思った通りのパフォーマンスをすることを強く願うスノーボーダー。
そこには「あの時の自分」などと言う幻想は存在していません。これまでに私が関わらせていただいた選手は「未来に向かって進んでいる選手」であり、今この瞬間に存在するリアルな選手です。選手にはそれぞれの物語があって、そんな方々と向き合うことで、私は小さな自分を少しずつ成長させてこられたと思っています。
私は今、選手一人一人の競技人生と関われることに、大きな喜びを感じています。そこには私自身の成長を感じられるという点も含まれます。だからこそ、選手が自分の成長を実感できるようになることがたまらなく嬉しいですし、スポーツをする喜びに少しでも気がつくことができた時にはもっと嬉しくなります。そんな瞬間がこの社会に一つでも多く増えれば。そんなお手伝いがしたいと思います。
競技をする喜びに気がつける選手が一人でも増えますように。
そんな祈りを込めて、これからも選手のサポートを続けていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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