「CARGO」 感激したゾンビ短編映画

皆様、こんにちは。赤城春輔です。^^
いつも、作品や記事をご覧下さり、誠にありがとうございます! 今日は、 #コンテンツ会議 への参加の記事です。^^

教えてもらったゾンビ映画に、
「こんなゾンビ映画に会いたかった! 」と大変感激しました。

「CARGO」

ゾンビ映画好きの中には、観た事がある人もいられるかもしれませんが、
2013年、「トロップフェスト」という世界規模の短編映画祭にオーストラリア最終選考作品で残った、感動を呼ぶゾンビ映画です。

あらすじは、

ゾンビが人々を襲いだし、更に襲われた人々がゾンビ化していく世界で、
主人公の男性の妻もゾンビ化してしまう。ゾンビと化した妻は夫の男性を襲ってきて、
二人の間に生まれた赤ちゃんの命を守らなければならないと、男性は赤ちゃんを抱えて逃げ出した。
ところが、実は男性も、腕をゾンビに傷つけられていた。
「このままでは、自分もゾンビ化して、我が子を襲ってしまう! 」
何としてでも我が子の命を守りたい男性は、赤ちゃんを背負い、肩で棒を担ぎ、
そこに逃げる途中に見つけた動物か何かの内臓を袋に詰めて、
自分の目の前に吊るしながら、更に両手首をくくって、歩き出した。
ついには、男性も、ゾンビ化してしまい、背中で泣く赤ちゃんの方を振り向くも、一緒に回転する赤ちゃんが見えない。ゾンビ化した男性は目の前に吊るされた内臓とその臭いに気付き、また、再び目の前の内臓に向かって歩き出す。

延々と歩く男性のゾンビは、ついには、出くわした三人の人間の一人に、銃で撃たれて倒れてしまう。
その三人のうちの女性が倒れたゾンビに近づくと、
なんと、背中の袋から、生きている赤ちゃんが泣き出したのだ。
急いで赤ちゃんを捜しだすと、
なんと、赤ちゃんのお腹に、「My name is Rusie. 」と書いてあったのです!
それは、男性がゾンビ化する前に書いた、我が子への願いと希望です。

その後赤ちゃんは、その女性に無事に保護されました。



というお話です。
7分の言語の少ない映画なので、じっくり観ることができます。こちらは、Youtubeの、トロップフェストの公式チャンネルの「CARGO」の映像です。
https://youtu.be/gryenlQKTbE

昨今のゾンビブームで沢山のゾンビ作品(映画、ゲーム、コスプレ等々、様々なジャンルで)が出てきていますが、
ただ「怖いもの」、「人を襲うもの」という、打ち出すイメージが、どうも受け付けられなかったのです。
感情移入をしすぎかもしれませんが、

「ゾンビ」と言えど、「生きていた人」なんです。


人を愛したり、笑ったり、泣いたり、怒ったり、そうやって生きてきた人達を、
今までの、その人生を全て無かったものにして、
ただ「怖いもの」、「恐ろしいもの」、「人を襲うもの」、「悪いもの」、と最初から決めつける作品はあまり好きじゃなかったのです。

だから、この作品に出会えて、
ゾンビ化した人の生前をこんなに大切に描く作品があったのかと、とても感動しました。
ゾンビ映画も探せば、こういう作品があるかもしれませんね。
「ビートルジュース」の、事故で亡くなった幽霊のアダムとバーバラの夫婦も、遺された家を守る為、奮闘する姿に大変人情があります。

私達もいつかは必ず死にます。
死んでから、意味無くそんな扱いを受けたくないものですね。




赤城 春輔

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