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  • 対訳 鷺沢春

    センテンスの練習に

  • 鷺沢春 俳句

    過去に句作したものを、思い出しながら載せていきます

最近の記事

blue bird

ぐるぐると円を描き 描き あなたに 届く 円を描き 青い風を呼んで 鳥が歌う まだ見ぬ 淡い 新たな罪を抱いて それでも いつかきっと こんな手で 導かれて 終わりの瞬間に辿り着いたとき 目を見開いていられたなら 最後まで見届けて そして殺して 継ぎ接ぎの大地に 海が溢れる 何処に骨を散らせて 何処に還ればいいの 誓いを守れなかった日々に 終わった夢と 今と過去と貴方と 委ねてくれるのなら 失ったとして 欺瞞はなく 存在させてもらえるのなら きっと連れて行くか

    • All Will Break

      ここまでおいで 僕が連れて行くよ 怯えないで 何も訊かないで 暗闇の中でも 目を閉じて 怯えないで 僕がいるから 何も言わないさ 怖くもないよ 君についていく 導いてくれるなら 僕は目を閉じて君についていく 怖れない 何も訊かなくても どんな時も君と過ごすために時間を捧げてきた 君に辿り着くためだけに存在した時間を 僕は君のためにそこにいたんだ どんな時も時間を捧げてきたんだ 君に辿り着くためだけに存在した時間を 僕は君のためにここにいる すべてが終わるんだ そ

      • 冬青空

        見上げれば また新しい 冬の空  鷺沢春 冬の青空は、深く澄んで 見上げる度に、まるで今産まれたような鮮烈な青を見せてくれます。 青空はいつ見上げても美しいのですが 冬の空がいちばん、青の彩度もたかく感じるのです。

        • 2021年

          やりたいこと 駄文でもいい。3日に一回はnoteを更新する コロナが落ち着いたら仙台に行く(移住の検討) 積ん読書の解消 にこにこ朗らかに生活する

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        • 対訳 鷺沢春
          5本
        • 鷺沢春 俳句
          0本

        記事

          20201230

          掃除が終わって、きれいにベッドメイキングして、がらんどうになった部屋に好きな音楽を流してぼやっとするのが好きだ。 空気まで浄化される気がして、音楽を流すところまでが、わたし流の掃除の行程に組み込まれてるみたい。 年が明けても、何かが好転するとは思えないけど。 生きていかなくちゃ。 生きていてね。また逢いたい。

          2020/12/26

          こういう木々や花や草とか うつくしい瞬間に向き合うと 「生きて、どうか生きて」 そんな言葉が溢れて、頭にいっぱいになる それは誰かに向かった言葉ではないと感じるし 私に向かうものでもない ただ水が湧くように溢れて 溢れた水は土に染み込んで戻っていく そんな感覚がある

          LOVE

          愛はここにあるもの ここにあるものが愛 愛は感じるもの 感じることが愛 愛は欠落すること 愛されるために 愛は触れあうこと 触れることが愛 愛は辿り着くこと たどりつくものが愛 愛は問いかけること 愛されるために 愛は君 君と僕 愛はわかり合うこと 僕たちにもできる 愛は自由 自由こそ愛 愛はとは生きること 生きていくことが愛 愛は求めること 愛するために

          月夜の渡り

          渡り鳥が満月を横切るのを見たことがある 高校へは、自転車で通っていて いつも一緒にいた友達は 電車通学で 一時間に一本しかこない 電車を待ちながら ベンチでお喋るすのが いつもの私達だった さよならをすると いつも辺りは真っ暗だった 自転車を漕ぎ出して 少しの時間だったと思う わたしは呼ばれるように高い山と 広い川が作った 真っ黒の空を見た 黄色の暖色の月 そこに写り込んだ真っ黒なシルエットに 目を奪われた 大きな鳥が 三角の隊列を組んで 満月を横切っていった

          月夜の渡り

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          20201220

          #今夜の一曲

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          RAIN

          時々 わからなくなるんだ 僕はいつか気がつくはずなんだ 君を思っている 冷え切った雨に打たれて 僕の心は凍えていて こんな感じは初めてじゃない 出逢った時から ベストを尽くしたつもりだったよ もし最初からやり直せたとして また同じところで躓くんだ 目を閉じると 君が傍にいるみたいだ もし全てを書き換えられたとして それでも終わってしまうのかな 時々 わからなくなるんだ どうして君の手を離したのか 僕はいつか気がつくはずなんだ もう遅すぎるけれど 雨が止んで

          さいごのひとつ

          20201216 たった一つ 自分の中でたった一つ 部品が不具合を起こしていて そのせいで、うまくいかない事柄が 次々と産まれて来て その些細なズレさえ修正出来れば そう思っていた

          ¥100

          さいごのひとつ

          ¥100

          夢から醒めた夢

          20201215 寝てる間に、そっと来たのかなと思った。 最近は、土日を持て余すようになった。出かけるに出かけづらい昨今。 その土曜日も、急に冷え込んだ何も予定がない土曜日で わたしは、いつか見逃した映画をけいたいで布団に籠もってみていた。 なんとかプライムとかなんとかフリックスとかほんとにありがたい。 お布団が映画館だもの。 目が覚めたときには、映画は半分くらいを過ぎたところのようだった。 寝てる間に、来たんだって思った。 横向きに丸まったように寝ているわたしの背

          夢から醒めた夢

          僕の人生の中で

          僕の人生の中で、いくつかは変わってしまったものもあるけれど 思い出す場所があるんだ 変わらないもの、そうでないもの 失ったこと、残り続けているもの それらの場所全てに、愛する人たちや友との時間があって 僕はまだ、それを思い出せるんだ 死んでしまった人、まだ生きている人 全てを愛していた 僕の人生の中で でもそれら全ての友も愛する人たちも 誰一人として、君以上の人はいないんだ それに、そんな思い出も 新しい愛について思い巡らせれば 意味なんてなくなってしまうんだ 先

          僕の人生の中で

          はじめから終わりを書く

          今年も終わりに差し掛かっているけれど,書きたいことがあったり、センテンスの練習になればという気持ちがあってはじめてみることにしました。明日から、本格的に冬の寒さに入るみたい。今年は、ままならない一年になってしまったけれどどうかぬくもりがある日々が流れていきますように。

          はじめから終わりを書く

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