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【チェンマイ旅日記】京都的古都
無事、チェンマイ国際空港に辿り着くことができた私。一緒にマッサージスクールに通う予定の相棒との合流も果たした。
スクールがはじまるまでの約3日間、せっかくなのでチェンマイの街をたくさん歩いてみることにした。
約8年ぶりの東南アジア。
私が行った他の国と重なる部分もたくさんあって、なんだか懐かしさで胸がいっぱいになった。
土とお香の香りがまじったような何とも言えない街のにおいとか
ノーヘルバイクで3人乗りとか
無秩序に走っている車とバイクで鳴り響くクラクションとか
数え出したらキリがないのだけれど、なぜか途中から、その懐かしさは久しぶりに訪れた東南アジアだけが要因ではないことに気づいた。
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あれ、この景色どこかで見たことあるぞ。
川の両側に立派な街路樹。
そしてすぐ横を私たちが歩いているのは片側3車線の大きな道路。
あぁ、堀川今出川だ。
そう思った。
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夜だったので少し画像が悪いが、上記2枚はとあるチェンマイの居酒屋街を写した写真。
無数の居酒屋が立ち並び
そこは多国籍の人々でにぎわい
けれどところどころに趣と緑を感じてしまうこの感じ。
あぁ、三条木屋町だ。
そう思った。
そう、チェンマイに来て懐かしいと感じた理由は、久しぶりに東南アジアを訪れたからだけではなくて、学生時代4年間を過ごした京都の地に似ているからだったのである。
タイの首都バンコクが、日本でいう東京だとして、私が訪れた地チェンマイは古都であり、その要素もあいまって、日本でいう京都として認識されているらしい。
byチェンマイに住むとある日本人調べ
あながち、私の抱いた感想は間違っていないらしい。
京都に歴史的なお寺がたくさんあるように、このチェンマイにも至る所にたくさんの寺がある。
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道を歩けば寺に着くくらいそこらじゅうにある。さすが仏教大国タイ。
さらに、お寺じゃなくても訪れた店の中や、家の前に日本でいう仏壇的なものが置かれ、お供えまでしっかりしてある。
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場所によって形も多種多様なので可愛らしい。お坊さんもたくさん歩いているのを見かけた。こういう古き良き歴史ある趣のかんじが、タイの京都と言われるゆえんであることは間違いないなと思った。
それに
もう一つ面白かったのはチェンマイの旧市街の形だ。Googleマップで比較してみると分かりやすい。
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チェンマイの旧市街は、四方をぐるっとお堀に囲まれており、綺麗な正方形を描いている。
ちなみに、上記に書いた堀川今出川的写真は、この囲まれているお堀で撮影したものである。
京都御所付近の地図を見比べてみてもなんだか似ている感じがする。四方を囲まれているわけではないけれど、鴨川と堀川の間に歴史的街がある点ではそっくりだなと私は思った。
それに、歴史的建造物が数多く存在するとはいえ、チェンマイは、首都バンコクに次ぐ第二の都市と言われていて、ショッピングモールや、数多くの飲食店、ホテルなどなど、比較的新しい建物も多い。
けれどすべて新しいものだらけでできているわけではない。古いものは価値あるものとして尊重されているし、私が街を歩いた限り、タワマンとかそういう高層ビルはほぼ見かけなかった。
どんな基準があるのかは定かではないが、それなりに街の景観というものが意図的に保たれているように感じるところも、京都に近い点だと思った。
何より、私がチェンマイで出会った現地の人や、チェンマイに住んでいる外国人はみな、チェンマイが大好きだし、そこに住んでいることを誇らしく思っているのだろうなということが、話している会話の端々から感じられた。
そうゆう部分も京都っぽいのかもしれない。
何より、京都に住んだ4年間で、京都が大好きになった私が、このチェンマイの地を嫌いになるはずがない。
少し歩いただけで大好きになってしまった。
タイは今、かなり発展途上の過程だ。
もちろん国自体もこれからさらに成長していくのだろうけど、できることならこの街の雰囲気がこのまま変わらずに後世に引き継がれることを願うばかりである。