【チェンマイ旅日記】感動的飲料
私が社会人になってから普段日常的に飲んでいる飲料は、水かブラックコーヒーかビールだ。
ギリギリだけど一応20代女子、、、
とは言えない飲生活を送っている。
少しでも若い健康的な印象を持ってもらえるようにと最近はルイボスティなるものを形ばかり日常に取り入れ始めたところだ。
つまり私は日常的にジュースとかそう言った甘い味のあるものをほとんど飲まない。
ミルクとか砂糖はどちらかというと苦手な方で、とくに砂糖の方は、後味に甘ったるさが残るのがたまらなく苦手なのだ。
そうだったはずなのに、、
ここチェンマイの地で衝撃的な飲み物に出会ってしまった。
それがタイティである。
写真に写っているこのオレンジ色は決して可愛らしいパッケージの色ではない。タイティそのものの色だ。
最初に飲む際、私はその色にまず抵抗感を覚えた。一体何の色なのだと。
けれど、タイに来る前、友人に絶対に飲んでほしいと勧められていたので、その友人の味覚を信じて恐る恐る口に含んでみた。
ん?おいしい。
てか、めちゃくちゃ美味しいぞ。これ、何なんだ。
暑い外を歩いたあとだったこともあったのか、あっという間にMサイズ(日本でいうところのLサイズ)を一気に飲み干してしまった。
味は濃いミルクティと言ったところだろうか。
とてもわかりやすい説明を見つけたので下記に引用しておく。
この記載の説明通り、暑い外を歩いて汗をかいた後に飲むタイティは格別だった。そしてまんまとハマってしまった。
ミルクとか、砂糖とか、苦手でほぼ摂取してなかったのに、自分でも驚くほど柔軟にその飲料を受け入れてしまっている。
それ以来、私は毎日のようにタイティを飲んでいる。
暑くて糖分を欲している、かつ、タイの料理って結構なスパイスが効いていて辛い。なのでその辛さをマイルドに和らげるのにももってこいの飲み物だ。
それに値段も、コーヒーとかに比べるとやや安いのでお手頃感もありがたい。
自分でもそのハマりように驚いてしまっている。けれど、このタイティクオリティに感動したことを皮切りに、私は新しい飲み物にいくつかチャレンジしてみた。
タイティの次にチャレンジしたのが、このレモングラスティである。カフェやレストランに行くと、日本でいうウーロン茶的な立ち位置で、このレモングラスティも必ずと言っていいほどメニューにある。
もともとレモングラスティ自体は苦手じゃなく、むしろ好きな方だったし、ただ、日本ではあまり見かけなかったので、なんだかうれしくて注文してみた。
ちなみにこれもめちゃくちゃ甘かった。
めちゃくちゃ砂糖が入っていた。
私的にはちょっと甘すぎるかなというかんじ。
だったので、別のカフェに行ったとき、シュガーレスで今度は注文してみた。
このカフェのレモングラスティ、もちろんシュガーレスだったのでそのものもおいしかったのだけれど、なんと、抹茶が入っていたのである。
レモングラス✖️抹茶
この組み合わせが絶品だった。
私はシュガーレスにしたけれど、正直砂糖ありでもこれなら全然飲めるなと思った。
レモンの酸味と抹茶の渋味が結構あるので、砂糖が入っている方が、味が際立っておいしいのかもしれない。
味を例えるとするなら、抹茶にライムを絞った感じだろうか。絞って飲んだことないけど。とゆうか例えになってないけど。
とにかく、この異色の組み合わせが最高だったので、日本に帰ったら一度試してみようかと思っている。
そしてもう一つ、新しい組み合わせに感動したのがこのドリンクだ。
写真手前の茶色とオレンジ色のコントラストが写真映えする、その名もオレンジジュースコーヒー。
明らかに不安な組み合わせだったけれど、店員さんがおすすめしてくれて、せっかくなので飲んでみることに。
写真を撮り終え、早速ぐるぐるとかき混ぜて上のコーヒー部分と下のオレンジジュース部分を融合させる。
さらに飲むことへの不安が募る色となった。
けれど、、、
うまい、とにかくうまい。
オレンジジュースの甘さが砂糖の代わりになっていることは明らかなのだが、そこに果汁感あふれるオレンジの酸味が加わることで、甘ったるさが気にならない仕組みの味になっている。
さらに、そのオレンジの酸味は、コーヒーの酸味を際立たせてくれるから、酸味が強いコーヒーが好きな人ならなおさら好みの味になっていると思う。
すごい発明だ。
あっという間になくなった。
これらの飲料に私はとにかく感動し、それをどうしても伝えたくてここに綴っている。
何より、発明した人たちを心から尊敬する。
そして、こういう、よくわからない不審なものに対してチャレンジすることにハードルを感じていない自分がいることに気づく。
うれしかった。
久しぶりに海外に来て、いつのまにか自分が見ず知らずの土地に慣れている。
日本にいると、いつだって、飲料だって、食事だって、着る服だって、ときに人生にだって、ハズレのないもの、みんなが選ぶもの、妥当なもの、はみ出さないものをもはや無意識のうちに選んでしまう。
周りに合わせて生きることに必死で、チャレンジする余裕もなくて、怖くてうじうじうじうじ。
住んでいる環境にいつの間にか、心では染まりたくないとか、慣れてしまいたくないとか思っていたとしても、無意識下で人は多大なる影響を受ける。
あぁ、できることならこのはみ出した地にずっと染まっていたい。
今なら何でもできる気がするとチャレンジ精神旺盛になっている自分が結構好きだ。
日本に帰って戻りたくない。
戻ってもこの感覚を忘れたくない。
そう思って何度も私はこのはみ出した飲料たちを積極的に自分の身体に摂取する。
この感覚を忘れないように、日本に帰っても味を再現して思い出せるくらいに鮮明に刻みつけて帰ってやろうと意気込んでいる。