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海のことば、空のいろ

少し深めのエッセイ。創作にまつわるエピソード。時々、小説。 海の傍で生きてきた私のなかにある、たくさんの“いろ”と“ことば”たち。より自然体で紡いでいけたら、と思います。
いつもより深めのエッセイ、創作インスピレーション、創作小説等を月4本以上、ランダムにお届けします。…
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#虐待

【当たり前のことが、当たり前にできない】

碧月はる
3年前
82

【セブンスターの煙】

表では書けないことが、日に日に増えていく。

碧月はる
3年前
39

【人は理由なく生まれるけれど、理由なくして死なない】

大きな山をひとつ越えた。そんな気持ちが半分、残り半分は空洞のまま。 何かを手に入れると何…

碧月はる
3年前
54

【虐待の原体験を、私は糧にしない】

定期購読マガジンをはじめて、先月で1年が経過しました。ここまで続けてこれたのは、いつも読…

碧月はる
3年前
134

【私は、ここにいる】

随分長いこと眠っていた。時折起きては微睡み、夢と現の境目を行ったり来たり。そんな日々を数…

200
碧月はる
3年前
40

【在ることを知っている。だからもう、それだけで】

本日の記事には暴力的なシーン、描写が含まれております。虐待、苛め、暴力、DV等の体験をお持…

200
碧月はる
4年前
40

【下書きで息を潜める荒々しさを背中に隠し、私は明日も何食わぬ顔で生きる】

 渦巻いているのが、怒りなのか、悲しみなのか。真っ暗な部屋のなかで、混濁する意識の向こう側の声が聞こえる。

¥200

【書く前より、少しだけ】

本日の記事には暴力的なシーン、描写が含まれております。虐待、苛め、暴力、DV等の体験をお持…

200
碧月はる
4年前
34

「無理矢理されたのまで律儀にカウントしてんじゃねえよ」

「触ってもいい?」  切羽詰まった様子でそう言った彼は、私の答えを聞く気なんてないみたい…

200
碧月はる
4年前
38

秋空の下、想いごと。

「きょうね、おやすみしたいの」 我が家の息子たちは、集団生活があまり得意ではない。長男も…

200
碧月はる
4年前
32

”まだら模様”を抱えて。

「大丈夫」と「大丈夫じゃない」の狭間で、随分長いこともがいているような気がする。 「大丈…

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碧月はる
4年前
37

私の文章が必要ない世界のほうが、きっと正しい。

昔から大好きなアーティストがいる。 Coccoというその人は、歌だけに留まらず演技や絵画、絵本…

200
碧月はる
4年前
62

苦しいものを背負わせるために産んだんじゃない。

「その薬は、お母さんを元気にしてくれる薬なの?」 純粋な疑問をまっすぐにぶつけられたとき…

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碧月はる
4年前
38

それさえ叶えてくれたら、もう他には、何も要らないから。

「お母さん、覚えてないの?」 「おかあさん、わすれんぼうだなぁ」 長男の声は、不安そうだった。ちびの声は、面白がっているようだった。違和感を感じとる力は、年齢のこともあってか長男のほうがはるかに鋭い。 記憶の蓋が開く。脳内に流れ込んでくるビジョンが、全て私の作り上げた妄想ならいい。あれが現実だと証明されてしまっても、私は正気を保てるだろうか。振り子のように心が揺れる。数日後に控えている精神科の診療日が、どうにも恐ろしい。 * 今日はプライベートでとても嬉しいことがあっ

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