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「碧月はるをやめてもいいよ。お前がそうしたいなら、いつでもやめていいんだよ」
すう、と膨らませた肺に、新鮮な朝の空気が流れ込む。背後には、川の流れる音。さらさらと穏や…
金木犀の香りが漂う秋空の下を、ひとりきりで歩くのがすきだ。誰とも話さず、誰の感情にも左右…
毎年、決まった時期に河原を彩る彼岸花に出会うたび、ある人の顔が脳裏に浮かぶ。その人は、喜…
鼓膜から脳内へと伝わる音楽をひとり噛みしめながら、秋の空を見上げていた。温かい言葉と、救…
サイレンの音が、遠くから聞こえていた。あの音を耳にすると、嫌でも昔を思い出す。 赤い点滅…
徒然なるままに、日々のよしなしごとを書きつけたい衝動に駆られた、穏やかな昼下がり。久方ぶりに、思うまま日記を書こうと思う。エッセイではなく、ただの日記を。