他人の悪意におびえて、自分に嘘をついてしまった日
こんにちは!はるねずみです。
最近自分がものすごく内向的な人間なのだとやっとわかってきて、そのためにこうやってnoteを書くとか、一人の時間を確保して、自分の頭の中を整理することが大事なんだと知りました。
毎日毎日、ちょっとした会話や他人の視線、アニメや漫画や小説、他人のSNS投稿やネットニュースなど・・・色んな情報を自分の中に取り込んでは、あれこれ考えを膨らませて、気づいたらすごく疲れちゃうんですね。
そんなだからnote書き始めると2時間も3時間も費やしちゃうので、つい他にやりたいこと優先して後回しにしちゃうんですが・・・やっぱり、こうやって考えてること言葉にしておかないと、モヤモヤが蓄積されていくばっかりで。寝てもよく眠れないんです・・・😂笑
というわけで、早速本題へ!
突然ですが、皆さんは他人の「悪意」「意地悪」「嫌味」に敏感な方ですか?
あまり関係性の深くない人から突拍子のないことを言われたり聞かれたりしたとき、私はこんな風に疑ってしまうことがあります。
それが、つい先日もありました。
Aさんとの出会い
相手は職場の同僚(50代くらいの女性)で、Aさんとします。
Aさんと初めて話をしたのは9月上旬ごろに一度きり。たまたま隣の席になったので、こちらから自己紹介をして、仕事の合間に少し業務の話をしたりしました。お互いプライベートなことはほとんど話さなかったので、特段良い印象も悪い印象もありませんでした。
それ以降は話をする機会はないまま月日は経過して・・・
猜疑心
ある日の朝、出勤してロッカーに荷物をしまっていたとき、廊下でたまたまAさんが他の方とお喋りしているのが耳に入ってきました。相手は話しぶりからして普段から仲良くしているのであろう、その方と同世代の女性の方でした。
内容は、その会話の直前にあった出来事についてのようでした。
何かというと、Aさん達とこれまた同年代の女性の方が、年下の男性上司の方へ、「いつもありがとう」と言ってお菓子を渡していたんですね。
一応補足すると、私の働いている職場では、男女関係なく、お菓子をあげたりもらったりの光景は毎日のようにあるもので、別に珍しいことではありません。
だから私もそのやり取りを見て特に何も思いませんでした。強いていうなら、「普段から何か相談したりして、助けてもらってるんだろう」「きちんとお礼して、律義な人だなぁ」くらいの好感情でした。
Aさん達とその方との関係性はその時も今もよく知りません。
だから、もしかしたら私の深読みのしすぎかもしれないのですが・・・
Aさん達は、その二人がその場を去ったあと、
というような会話を、私から少し離れたところで小声でひそひそと話していました。私は、なんだか聞いてはいけないような会話を聞いてしまったような気がして、すぐにその場を去りました。
後日、Aさんと席が近くなった日がありました。
私とAさんとの間に別の方が座るという座席だったのですが、朝PCの準備をしていると、その二人の会話が横から聞こえてきました。内容は、職場環境(業務内容、待遇、管理体制など)にたいする愚痴でした。内容が内容だけに、またひそひそ声だったので、はっきり聞こえませんでしたが、先ほどの廊下での話と比べて、明らかにネガティブな内容だということはわかりました。
私の中のAさん像
Aさんに対して特別な印象はなかったのですが、その二つの出来事によって、私の中で「裏表のある人」「他人の噂をする人」「不平不満を口にする人」という印象が生まれました。
裏表は誰にでもあると思います。私なんて裏表どころか「何面相だよ!!」っていうくらい、自分でもどれが本当かわからないくらい色んな顔がありますし・・・こうやってnoteに書いているようなこと、というか、自分の本心?を人に真剣に話すということがほとんどありません。
噂話には要注意
他人の噂も、誰でもすると思います。私もするし、聞こえてきたらついつい耳傾けちゃうし、誰かが話し出した場合は適当に話を合わせたりもします。
ただ、一つ気を付けているのは、「悪い噂」(本人に聞かれたらまずいような話)はしないということです。だから、本人がその場にいないときにその人について話題にするときは、その人の好きなところとか、その人からしてもらって嬉しかったこと、一緒にして楽しかったことを話題にしています。もちろん、その人の秘密を口外することもしません。本人に聞かれたり、あとで本人に話が伝わったとしても不快にさせないか、関係がこじれないか。噂をするとき、これはかなり気を付けています。
もしも、一緒に話をする人が悪い噂や第三者の陰口を話しだしたときは、否定も肯定も極力せずに、「そうなんですね」「知りませんでした」くらいの返事に留めるようにしています。もしここで、良かれと思って「わかります!」「私もそう思ってました」などと同意を示してしまったら、あとで「○○さんが~~って言ってたよー」という風に、あたかも私が自分の意見として陰で話していたことにされてしまいかねないからです。
噂は、その話題選びや反応の仕方によって、人間関係に良くも悪くも大きな影響を与えるものだと思っています。
また、そういう噂をしている会話をまったく別の誰かが近くで聞いているということもよくあるんですね。職場の休憩室とかだと、結構話し声は響きます。
だから私は、そういう「会話の外にいる人達」に聞こえても問題がないかどうかにも気を配っています。内容が悪口でもなんでもなく、むしろ良い噂(評判)だとしても、ひそひそコソコソ話していたら、悪口や悪い噂を話しているような、後ろめたい姿に映ってしまうかもしれません。
誰かがこちらに注意を向けている気配がするときは、あえて笑顔や明るい声だったり、楽しい雰囲気をわかりやすく表現するようにしています。
不平不満の悪影響
話は戻って、3つ目の「不平不満」についてですが、これも私はなるべく口にしないようにしています。
もちろん、不平不満がまったくないわけではないですし、納得いかないことや腹が立つこと、理不尽に感じることの一つや二つあります。
でも、待遇や業務内容など諸々トータルで考えて納得し、ここで働くことを自分で選択しているので、文句は言いません。
職場の人と個別で食事に行ったりしたときや、夫に愚痴をこぼすことはありますが、職場で他の人の耳に入るような場面で口にすることはしません。もし、それをせずにいられないくらい不満が爆発しそうなら、その時はいっそ職場を変えると思います。
私や誰かが不満に思っていることも、他の人からしたら「何でもないこと」だったり、むしろそれが「気に入っているところ」だったりするかもしれません。
また、愚痴や不平不満、誰かの陰口などのネガティブな話題は、聞いていてあまり気分が良くなるものではないからです。
本人にそのつもりがなく、そう思うだけの根拠や正当な主張があったとしても、少し聞いただけの人からすれば、「なんでも他人(職場)のせいにしている」という印象を与えかねません。
さらに、日ごろ不満を抱かず納得して働いている人でも、そういう話題を耳にすることでモチベーションが下がるということもあると思うんですよね。
つまり、愚痴や不平不満を職場で話すということは、職場にとっても当人にとっても、良いことは一つもないんです。
だから、あまりにもそういう話題が多い人、つまり周囲への悪影響を考慮せず、自分の「言ってスッキリしたい!」という感情を優先してネガティブをまき散らしてしまう人からは、私は距離を置くようにしているし、自分もそうならないように気を付けています。
特に、同じ環境にいる者同士だと、意見が割れやすく、それでも関係性を気にして否定もしづらいし、すれ違いや衝突の原因にもなりやすいと思うんですよね。
愚痴も、楽しく笑い話に変換できたり、誰かや当事者に聞かれても問題無いような感じに変換できたら、むしろ良いガス抜き?風通しがよくなって?いいのかもしれないけど・・・それはかなり難易度高いと思います。
Aさん、苦手かも
35歳になった今の私の考え方は、そんな感じです。
自分がそういうことにたいして、神経質なくらい気を付けているからこそ、Aさんのひそひそ話、周囲に聞こえるように不平不満を言う姿勢が気になってしまいました。そして、その二つの出来事がきっかけで、「Aさんとはあまり関わりたくないな」と思ってしまいました。
突然の接触
後日、お昼休みの日に事件(?)は起こりました。
お弁当を温めようと、電子レンジに向かった私は、ちょうどそこでAさんと鉢合わせしたのです。
こういうとき挨拶をするかどうかは人によるのですが、(休憩中はオフモードになっていて、極力コミュニケーションを取りたくないタイプの方もいるので)、電子レンジやごみ箱、自販機など、みんなが共有で使うエリアで鉢合わせたときは、私は挨拶するようにしています。
なので、その時も「お疲れ様です」とAさんに挨拶しました。
Aさんも挨拶を返してくれたのですが、そのまま続けて、何やらものすごく小さな声でこちらに話しかけてきたのです。
挨拶以上に会話があるとは予想しておらず、またAさんと私との間に少し距離があったのとあまりに声が小さかったので、私は一度で聞き取ることができず、聞き返しました。
休憩室で周りに人もいる中でそれだけ小声だったので、もしかしたら何か他人に聞かれたらまずいような、デリケートな話なのかな?と、注意して耳を傾けました。
Aさんはまたしても、ものすごく小さなか細い声で、
私は一瞬、Aさんが何の話をしているのかわからず、ポカンとしてしまいました。
が、数秒考えてすぐ、「コンテスト」とは私が昨年度出場した「電話応対コンテスト」のことだと理解しました。
Aさんに私からその話をしたことはありませんでしたが、Aさん以外にも、私が直接会話をしたことがない人の中にも、私がそのコンテストに出たことを知っている人はいるみたいです。私がそのコンテストで昨年全国一位を取ったから、噂で広まったんだと思います。
Aさんも知ってたんだと驚きつつ、同時に「なんで聞いてきたんだろう?」という疑問もすぐに浮かんできて、私はAさんに対する印象から、勝手に良くない想像をして、慌てて、自虐っぽく笑いながら返事をしていました。
Aさんがどういう意図で突然聞いてきたのか。どうしてあんなに小声だったのか。もしあのとき、私が「自ら手を挙げました!」と答えていたら、どう思われていたのか・・・それはわかりません。
私の想像通り、あとでAさんの仲良しメンバーの間で、
のような噂話で盛り上がるためだったのかもしれないし、全然そんなんじゃなく、ただ好奇心から聞いただけで、別に誰に広めるつもりもなかったかもしれません。
怒り、悔しさ、悲しみ
Aさんがそのあとどうしたかどうかはさておき・・・
Aさんとの会話のあとすぐに、自分に対する色々なネガティブな感情がこみ上げてきました。
それは、私が自分でした発言に対してです。
本心
私は、正直に言って、電話応対に自信がありました。
今の会社に入ってからコンテスト出場を決めるまでは3か月ほどでしたが、それまでの職務経験として、携帯ショップでの対面接客、事務員としての電話対応、複数のコールセンター経験もあり、さらに宅録ナレーターとして活舌や発声のトレーニングにも独学で取り組み、声の仕事で報酬も頂いていました。
声から相手の気持ちや要望をくみ取ること、相手に良い印象を与えたり、話しやすい空気を作ること、聞き取りやすい声で話すこと。どの仕事においても真剣に取り組んできたからこそ、自信を持っていました。
そして、今の会社に入ってまもなく、コンテストのポスターを見かけたとき、「こんなのあるんだ」と密かに興味を抱いていました。
コールセンターでは、ものすごい数の人が働いています。
職場や業務内容にもよりますが、基本的にはスクリプト(台本)やマニュアルが用意されていて、対応可能な範囲やルールなども厳密に定められているため、他の接客仕事と比べると、「個性」「独自性」みたいなものは発揮しづらい仕事だと認識しています。
品質が良ければ良いに越したことはないけれど、悪くても大きなクレームや事故にならなければ問題にはならず・・・
逆に言えば、真面目に一生懸命やっていても、そういう頑張りが評価されにくい、大勢の中に埋もれて見つけてもらいにくい気がします。
だからこそ、こういうコンテストがあれば、普段の頑張りを評価してもらえるチャンスでもあり、自分にとっても「腕試し」ができるチャンスの場だと感じて、「せっかくなら挑戦してみたいな~」と興味がわいたんです。(あと賞金ももらえるし!!←)
でも、やっぱりこういうコンテストに出る=自信がある、と思われるのは自然なことですよね。「自信がある」を良いと捉えるか悪いと捉えるかは、人によります。
私は、努力している人を尊敬するし、こういう場に出る人を軽蔑するどころか、それだけ頑張っているという証拠だと思うし、純粋に「すごい」「立派」だと思います。それに、こういうものに「出たい!」と手を挙げる人は少ないと思うからこそ、「人がやりたくないこと」を率先してできる人はかっこいいとも思います。
でも・・・
他人に対してはそう思えても、自分自身に対して、そうやって肯定することは難しかったりします。
「自信があります!」「出たいです!」なんて、胸を張って声高らかに宣言したとき、悪い捉え方をされることに意識がいって、それが怖くなってしまいます。本当は自信があっても「自信がない」ように見せる方が、人から嫌われたり悪く言われるリスクを避けられると思うんです。
だから、Aさんとの会話のときにも、自虐というか、過度な謙遜をしてしまいました。Aさんに「自信過剰」と悪く捉えられたり、あとで悪い噂を広められることが怖かったからです。
自分から志願したのではなく、「出てほしい」と頼まれたという部分は本当です。(その時も、一応「いやいや・・・私なんかよりもっと他に・・・」とやんわり断ったりもしましたが、内心では声をかけられたのがとても嬉しく、本当なら二つ返事で引き受けたかったくらいです。)
大切な思い出を、自分で
自分がしたかった挑戦に、背中を押してもらって挑戦できて、さらに叶えたかった目標も、周りの方の協力のおかげで叶えることができて・・・
大変な思いもしたけど、それ以上に、私にとっては人生で一度経験できるかできないかの、特別な経験ができました。コンテスト期間、ロープレに付き合ってくれた先輩と衝突しながら一生懸命練習をした日々は、一生忘れたくないくらい、大切な思い出・青春です。
それなのに・・・
私は、知り合ったばかりで関係性の浅いAさんからどう思われるかを恐れて、自分を悪く見せないことを気にして、自分の中で「良かった」ことを
「悪かった」ことにしてしまったんです。
「出て良かった!」と心から思っていたのに、「二度と出たくないです」なんて心にもないこと、しかもAさんにそこまで追求されたわけでもないのに・・・わざわざ自分で、否定を上塗りしてしまったんですね。
仮にコンテストの結果が違っていたとしても、私はきっと挑戦したことへ後悔はしなかったと思います。
自分の挑戦を後押ししてくれる人がいて、同じ位熱い気持ちで走ってくれる仲間ができて、それだけで胸がいっぱいで、今までの人生では信じられないくらいの感動を味わえていたと思うからです。
自分がそれだけ大切に心にしまっていた思い出を、そんな風に自分で雑に扱って、台無しにして、本当に悔しくて、自分にものすごく腹が立ちました。
どう切り返せばよかったか
私はあのとき、どう返せばよかったのか。どうすればAさんに悪く思われることもなく、そして私自身もモヤモヤせずにその場を切り抜けられたのか、あとで考えていました。
これが正解かはわかりませんが、一つ思いつきました。
私は、Aさんのことをまだよく知りません。ちょっとした出来事から勝手に良くない印象を抱いているけど、本当のAさんは、私の考えるような人ではないかもしれません。
それでも、私が「本心を打ち明けるのをためらう」ような相手に、心の内を探られるような質問をされる場面に遭遇したら・・・
そのときは、「自分に向けられた矢印を、くるっと相手に向け直せばいいのかも」と思いついたんです。
そこまで関係が深くなく、相手が何にどの程度興味を持って、どういう意図で聞いてきているのかが不明確なら、必要以上に誠実に、それに応えようとしなくてもいいんじゃないか、と思うんです。
その人と距離を縮めることより「リスク回避」を取りたいのなら、話題の矛先を自分から相手にすり替えてしまえばいいんです。
つまり今回のケースでいうと、
のような感じで。
あたかもAさんがコンテストに興味津々で私に質問してきたのだと勘違いしているフリをして、質問し返すんです。それも、ひそひそ声ではなく、あえて周りに聞こえるように少し大きめな明るい声で。
おそらくAさんは、コンテストに出たくて聞いてきているわけではないはずです。なので、突然自分が話題の中心にさせられれば少なからず慌てると思います。ましてや、周りの人にそのような誤解をされてしまったら、Aさんが「自信過剰」であると思われてしまいかねません。
私にひそひそ声でこっそり聞いてくるということは、もしかしたらAさん自身、周りにどう思われるかどうかを普段から気にしている可能性があります。
もし私があのときそんな風に返事をしていたら、
のような感じで、バツが悪そうにそそくさと会話を切り上げて去ってくれていたかもしれません。
さいごに
私は、けっしてAさんに仕返しがしたいとか撃退したいとか、そういうことを考えているわけではありません。
Aさんがどういう目的で質問してきたのかはわからないままですが、それはそれでいいと思っています。そして、今後もあえて距離を縮めるつもりもなく、挨拶など同じ職場で働く関係として必要最低限のコミュニケーションは取るつもりです。
私は今回自分が自分の心に嘘をついてしまったこと、自分の体裁を守るため(?)に、本心と真逆の事を口にしてしまったことを、ものすご~~~~く後悔しました・・・。
今回の失敗を学びに変えて、これからは不必要に自分で自分を否定しなくてもいいように、気を付けていきたいです。
うまくまとめられたかはわかりませんが・・・
この1~2週間くらいずっと胸にひっかかっていたことを話せて、スッキリできました!!!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!!(´▽`。)
また次回の記事でお会いしましょう~!!!!!!
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