
おかあさんラジオ vol.114 「自分の正しさを押し付けない」
「おかあさんラジオ」は、
「子どもと同じ目線に立って、子どもと共に感じて、共に日々を楽しむこと」
を大切にした子育てを目指して日々試行錯誤している三児の母でシンガーソングライターの山口春奈が、
日々の気づきや学び、自身の子育てから感じたことを5〜10分ほどのエピソードでお伝えしています。
⚪︎子育てを楽しみたいけど、辛いと感じてしまう
⚪︎子どもは可愛いけれど、ついイライラしてしまう
⚪︎周りの子育てと比べて一喜一憂してしまう
過去の自分のように同じ悩みを持つ方の少しでもお役に立てるといいなと思い、発信しています。
今回のテーマは「自分の正しさを押し付けない」というテーマでお届けします。
ラジオに連動したWebマガジン「おかあさん新聞」では、ラジオでは話しきれなかった内容や、より一歩踏み込んだ内容などをお伝えしています。
こちらは月額500円で全記事読み放題です。(初月は無料)
関係を「育む」コミュニケーション、「壊す」コミュニケーション
親と子という関係性は「上下の関係」でしょうか?
私は昔、子どもがまだ小さい頃は、親だからしっかりしなくちゃ!そんな風に気負ってばかりでした。
「親らしく」といっても、子どもを産んだからといって突然立派な人になれるわけでもなく、
ただ、なんとなく子どもに
「〜しなさい!」
という言葉がけをすればちょっと子育てをしている風に見えるような気がしていました。
子どもは何もわかっていないのだから、大人が教えないと!そんな意識も強かったのだと思います。
…今考えると大間違いです。(苦笑)
力で動かそうとするコミュニケーションに双方向のやりとりはなく、
それは関係を「壊す」コミュニケーションです。
それは「命令」であって、コミュニケーションではありません。
私も、そんな上から下のやり取りのいびつさに居心地の悪さを覚えるのには、そう長い時間はかかりませんでした。
もっと子どもとやり取りのあるコミュニケーションがしたい。
そう思うようになり、
私は自分なりにどうしたら「〜しなさい」という命令ではなく、
子どもたちとやりとりができるのかを模索し始めました。
そこで、あることに気づいたのです。
ここから先は
¥ 150
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?