人の呼吸 壱の型・腹式呼吸
色々怒られそうなタイトルですが、
「呼吸は大事だよ~」
という話をしたいだけです
『鬼滅の刃』につきましては
初期のアニメを少しだけ見たくらいなので、
あまり知識を持ち合わせておりません……
あしからずm(_ _)m
先日の『ばっちこい心理学』の居酒屋トークで、
岩野先生が独学でヨガをやりはじめたお話をされていました
聴き進めてみると、
岩野先生は以前、太極拳もなさっていたようですね
(私の勝手な思い込みですが、岩野先生は酔拳を使えそう)
動画のコメントを拝見していると、
ヨガ・合気道のご経験者さんもちらほらいらっしゃる(ヨガや合気道は心理学と親和性が高そう)
これらを見た私は
ヨガも太極拳も合気道も『呼吸』に共通点があるような気がするぞ?
と思いまして、
「そもそも呼吸ってなんぞ?」
と調べてみました
※私はその辺の一般市民ですので、
ここから先は
一般市民の『自由研究』だと思って
一読いただけますと幸いです
■そもそも、呼吸ってなんぞ?
呼吸は生きることを維持するために必要なことです。体の外から酸素を体内に取りこみ、二酸化炭素を体の外へ出すことをいいます。
なぜ呼吸が必要なのかというと、酸素がないと体の中で必要なエネルギーを作ることができず、生きることを維持できないからです。
呼吸は脳幹内にある呼吸中枢と、自律神経によって調節されています。
普段、私たちは無意識に呼吸をしていることが多いと思いますが、これは呼吸中枢と自律神経はたらきによるものです。眠っている間に呼吸ができているのも、そのためです。
■自律神経と呼吸
自律神経は、脳や脊髄と同じ神経系の仲間です。脳や脊髄は「指令」をつかさどる「中枢神経系」に、自律神経は「入力・出力」を担う「末梢神経系」に分けられます。(運動神経系・感覚神経系も末梢神経系)
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。交感神経と副交感神経は反対の作用をもつもので、公園のシーソーのように「交感神経が活発なときは副交感神経は静かに」「副交感神経が活発なときは交感神経が静かに」というはたらきをします。
交感神経と副交感神経をイメージしやすいものに例えると、交感神経は「戦をしている武士」、副交感神経は「就寝前の布団の上でまどろんでいる人」でしょうか。
ここで、戦をしている武士と就寝前の布団の上でまどろんでいる人の状態を、もう少し細かくイメージしてみますね。
戦をしている武士は、死ぬか生きるかの戦場におりますので、周囲に敵がいるかどうかを察知するために過敏になり、カッと目を見開いて周りを見渡します。死ぬか生きるかですから、体に力が入って緊張しております。何か起きた時にすぐ行動できるように、体のスイッチがONの状態です。
一方、就寝前の布団でまどろんでいる人は「今日も一日お疲れさ〜ん」と体から力が抜けてゆったりリラックスしています。いい感じで眠たいので、自然とまぶたが落ちてきます。いつ寝てもいいモードですので、体のスイッチはOFFの状態です。
なんとなく頭の中でイメージできたでしょうか?
次に、体のスイッチがONとOFFの状態の時の呼吸を考えてみますね。
体のスイッチがONのときは、すぐに動けるように心臓も肺も普段よりはたらきが活発になります。そのため、呼吸が浅くなり、呼吸の回数が増えます。(緊張しているときを思い出すと、わかりやすいかもしれません)
一方、体のスイッチがOFFの時は、すぐ休めるように心臓も肺もおやすみモードです。そのため、呼吸の回数が少なくなる分、呼吸が深くなります。
■意識をして呼吸をする方法
普段は無意識に呼吸をしている私たちですが、意識的に呼吸をする方法があります。腹式呼吸です。腹式呼吸のやり方については、色々と説明のしかたがあると思うのですけれども、上記のYouTube動画で岩野先生がお話されていた方法が非常に分かりやすかったので、こちらに記載させていただきます。
①息をしっかり吐き出す
②肛門の下あたりから息を吸うつもりで息を吸う
③頭頂部から息を吐くつもりで息を吐く
どうしてそうなるのかがわからないのですが、やってみると不思議と腹式呼吸になるのです。(理学療法や整体に詳しい方ならご存知か……?)
上記のYouTube動画内では12分頃から、岩野先生が詳しくご説明されておりますので、そちらも観ていただけると理解が深まるかと思います。
■腹式呼吸のすすめ
呼吸が浅い状態が続くと、必要な酸素量を体の中に取りこめず酸素が足りない状態に陥るので、疲れやすくなる、集中力が低下するなどの弊害がおこりやすくなります。また、呼吸が浅いというのは「戦をしている武士」状態ですので、交感神経が優位な状態が続いてしまって自律神経のバランスを崩しがちになります。
意識的に腹式呼吸をすることで、緊張をほぐしリラックスできます。ですので、今日から『人の呼吸 壱の型・腹式呼吸』を会得しませんか?
(補足)呼吸とパフォーマンス
私の好きな漫画で『明稜帝 梧桐勢十郎』(かずはじめ 1997年〜1999年に週間少年ジャンプに掲載)という少年漫画があります。
この作中で、梧桐勢十郎が相手(早良継一)を挑発してわざと怒らせて、呼吸を読み相手の技が出るのを計るというシーンがあります。勢十郎の幼なじみの伊織(強い。可愛い。私の永遠の憧れ)が「息を吐いたあとは攻撃の威力が増す」と説明をしているのですが「これのエビデンスになるものってあるの…?」と疑問に思っていたんですよね。
調べてみると、こんな面白い記事が↓
めちゃくちゃ雑にまとめると「武道等で経験則として語られてきた呼吸法は、理にかなっていることがわかりました」ということのようです。
この研究をなさった一川誠先生が心理学者ということを、こちらの記事で初めて知りました……!
所々、雑な感じが否めませんが、
何とかそれっぽくまとめることができました
私ができる自由研究は、
今のところこれが精一杯です
お粗末さまでした
ここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたら、心より御礼申し上げますm(_ _)m
お疲れさまでございました!!