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道草のススメ2021

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道草氏による日々の考えごと
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2021年11月の記事一覧

静けさの中で

万有引力とは ひきあう孤独の力である (谷川俊太郎) 「活字の断食」の話のつづき。 気がつ…

深めあう孤独

書いたものは通常、人に通じない。わかってもらえることは滅多にない。でも、通じさせるために…

ものすごく大事な1冊

──そのような議論や、批判や、解説に対しては、あなたはいつも自分自身と、あなたの感情とを…

活字の断食、再び

昨日、毎日書くことでどうなるか、という話を書いたばかりだが… いろいろなことが重なって、…

ただ書くために書くということ

土日はここ(note)に書くのを休むことにしたのだけど、長く書かずにいると面倒になるし、書き…

学校教育にとって大切なことは何なのか、ともに考えましょう、という話

スタジオ・ジブリが出している月刊の『熱風』(書店で無料配布しているもの)最新号を読んだ。…

珈琲焙煎舎の10年〜『珈琲焙煎舎の本』のライナー・ノーツ

10年前の今日、2011年の11月11日(の11時11分11秒ということになっている)、珈琲焙煎舎がオープンしました。私は当時、たまたま、その隣に住んでいたのですが、営業2日目に初訪問、その後、なぜか親しい付き合いになりました。お隣さんだったのは3ヶ月足らずで、その後は横浜から通っているわけですけど、もう10年たつんですね。信じられないような気持ち これまで何度も語って、書いてきたことですけど、初めて行った日に飲ませてもらった試飲の1杯に私は"ヤラレテ"しまいました。あんな

フィクションの力を借りて

以前、ある人の原稿を続けて読ませてもらっている中で、その人自身のことを書いたものがすごく…

涙とことば

息子が2週間ほど前、学校帰りにオオカマキリをつかまえてきた。いや、路上をさまよっていると…

盛り上がらない工夫を

ひとつ終えると、グッタリしてしまう、という時期がけっこう長かったような気がする。でもさ、…

夢をどこに見るか

今年は1月に『2020年の夢』と題した「道草の家の文章教室」の小冊子セットをつくった。2021年…

何も書かなくていい

このところ、気持ちをぐーっと入れて数冊の本について書いたので、今日はちょっと気を抜いて書…

謎を謎のままに〜かとうひろみ『小さい本屋の小さい小説』のこと

かとうひろみさんの新刊『小さい本屋の小さい小説』(生活綴方)を読みました。 横浜・妙蓮寺…

ウェブマガジン「水牛」のこと

毎月1日に更新されるウェブマガジン「水牛」を、10年近く愛読しています。編集者の八巻美恵さんが手がけているもので、バックナンバーを探すと、2004年くらいまで遡れる。毎月、八巻さんのTwitterで更新が知らされて、あ、今月も! と思って見にゆく。そしていつも、まずは「水牛だより」から読む。 その「水牛」、6月号の冒頭に藤井貞和さんの「小声の語法」という文章があって、引き込まれた。そのことをTwitterで書いたら、八巻さんから「気が向いたら、水牛にも書いてください」と声が