パニック発作が治まった方法と理由①
最初期は、自室のベッドに横になっているだけでも、発作を起こしていた。
パニック発作の存在は知っていたが、詳しいことは分からなかったため、「訳が分からないから怖いのだ」と思いつき、まずは発作の原因を調べ、理解することから始めた。
もちろん「完治するものなのか」ということについても知りたかった。
辿り着いたYoutube動画 ⇓
【4つある心の疲労】心の病のメカニズム【前編】
【回復の方法】心の病のメカニズム【後編】
恐怖のサイクルが原因であることが理解できたので、とにかくその「負のサイクルから抜け出す」ことが先決と考えた。
できるだけ発作のことは考えないようにするため、出戻ってきた実家の自室はもちろん、家全体の大掃除と模様替えをすることにした。
毎日埃まみれ、汗だくになって動きまわったおかげで、夜はよく眠れたし、家中きれいになって気分も良かった。
無事、理由のない恐怖から意識を逸らすことに成功し、「負のサイクルから抜け出す」ことが出来た。
ちなみに動画中にある回復の方法については、全くと言っていいほど感覚が掴めなかったのだが、とりあえず「回復の可能性あり」との事実で良しとすることにした。
その後も初期(通院前)は予期不安のため行動に多くの制限があったが、2~3年かけて少しずつ挑戦していき、失敗と成功を繰り返しながら、出来ることを増やしていった。
成功時の安堵感や自信回復、続けることによる慣れが重要だと感じていた。
『車の運転』
家族が運転 → 家族が同乗で運転 → 一人で運転(不安感あり) → 一人で運転(不安感なし)
『買い物』
通いなれた近所の店 → たまに訪れる近隣の店 → ショッピングモール等の大型店 → 遠出の必要な店
『電車』
しばらく考えない → 駅のホームまで行くが乗れない → 空いている車両に家族と乗車 → 空いている車両に一人で乗車 → 席がほぼ埋まる車両に一人で乗車 → やや混みあっている車両は未だに乗車しない