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三浦春馬さんがくれたもの ブロードウェイミュージカル「RENT」より「Seasons of Love」


Five hundred twenty five thousand six hundred minutes
How do you measure a year in the life?

525,600分(=365日=1年)
人生の1年をどう測る?
          -「Seasons of Love」歌詞より一部抜粋


せっかく「三浦春馬さんがくれたもの」をテーマにアドベントカレンダーをやっているので、他の参加してくださる方とのつながりを意識した記事にしようと、昨日突然ひらめきました。そこで、12月4日に参加してくださる垣公華子さんから私が教えてもらったもの、「Seasons of Love」の話をここに綴ります。

ミュージカル「RENT」を知ったきっかけ

「Seasons of Love」はブロードウェイミュージカル、「RENT」の中の名曲です。そもそも私が「RENT」のことを知ったのはつい最近で、フォローさせてもらっているisehioさんのnoteを見たことがきっかけでした。

チケットを取ろうかどうしようかと迷っていたら、コロナ感染者が出て全公演中止とのニュースが舞い込んできて、今回は観に行けずじまい。とても残念に思っていたところでした。

「Seasons of Love」の衝撃

行きたいのに行けなかった。ちょっとした恨みをコロナウイルスに抱いて、悶々としていたところに、私がフォローさせてもらっている垣公華子さんの、以下のnoteがアップされたのです。

これを読ませてもらった後、なぜか直感的に「これは絶対ブロードウェイ版を聴かないといけないやつだ」と思い立ちました。そして、YouTubeでブロードウェイキャスト版の「Seasons of Love」を探しだして聴いてみたのです。

そうしたら、もう何だか心にズドンと来てしまって、色々な思いがぐるぐる頭を駆け巡って、泣いて、また聴いて、また泣く・・・の無限ループに陥ってしまう羽目になったのです。

垣公華子さんのnoteに死ぬほどスキがいっぱいつくのを見ながら、無限ループからなかなか抜け出せずにいました。

どうにかこうにか気持ちを落ちつかせ、やっと記事にお礼のコメントを書かせてもらいました。この曲、そして「RENT」と巡り合わせてくれたこと、ありがとうございますと。

この「Seasons of Love」という曲はあくまでミュージカル「RENT」のための曲ですから、私の三浦春馬さんへの思いとか、余計なものを背負わせるのは違うような気はするのです。

でも、でも今はほんのちょっとだけ、私の思いを抱いていてもらいたい。そんなふうに思いながら、ほぼ毎日のように「Seasons of Love」を聴く日が続いています。

「Seasons of Love」がわたしの心を揺さぶる理由

How do you measure the life of a woman or a man?   
In truths that she learned, or in times that he cried
In bridges he burned, or the way that she died

It's time now to sing out though the story never ends
Let's celebrate remember a year in the life of friends 

もう、ここを聴くたびに涙があふれてしまうのです(ヒアリング間違いあったらごめんなさい)。どうしても叫んでしまいたくなります。

誤訳を恐れず日本語にするなら、こんな感じでしょうか

誰かの人生をどうやって測る?
学んだ真実で? 泣いた回数で?
閉ざした心? その人の死にざま?

(人生という)ストーリーに終わりはないけど、今は歌おう。大きな声で
友の人生の一年を記憶に残し祝おう

私の涙が止まらず、叫びたくなる理由が伝わったでしょうか。そう。「誰かの人生をどうやって測る?」の後の歌詞は、色んな噂から垣間見える春馬さんに、重なる部分があるように思えるのです。

そこからの「Let's celebrate remember a year in the life of friends 」。これ以前の歌詞で、「人生の1年を愛で測っては?」と提案してからの、「ストーリーに終わりはない」、「友の1年を祝おう」。愛にあふれた春馬さんのストーリーに終わりなどない、彼の人生の1年を祝おう、と言われているような気がして、書いているだけで泣けてきてしまいます。

How do you measure a year in the life? 

2020年、新型コロナウイルスの流行により観たかった舞台は軒並み中止になり、「エンタメは不要不急」という閉塞感に世の中が覆われました。舞台公演が大好きな私にとって、とても残念な状況。そこに三浦春馬さんのことが加わり、この1年は考えれば考えるほど、私にとって「出来ればなかったことにして、消し去りたい」年でした。

春馬さんが今ここにいないことを全く受け入れられてはいないのですが、先に引用した部分からの、「measure your life in love」というフレーズを胸に刻みこみたいと思います。そして、変な週刊誌やネットの記事が目に入ってしまったりした時は「measure Haruma's life in love」とつぶやきながら、心の行ったり来たりが落ち着くまでの間、過ごしていこう。そんな風に今は思っています。

とても良い曲なので、興味を持たれた方は、聞いてみてください。こちらも素晴らしいですが、英語が大丈夫な方はぜひブロードウェイ版も。


終わりに 春馬さんがくれたもの

もともと三浦春馬さんへの思いを昇華するために始めたnoteですが、こうして思いを綴ったり、他の方のnoteを読んだりすることでいろいろな人とのゆるゆるとした繋がりができました。私の知らないミュージカルの素晴らしさについて知ることができました。

三浦春馬さんが「キンキーブーツ」でくれたミュージカルの世界への扉。その向こうに広がっていた世界は、noteを読ませてもらった皆さんに広げていただきました。「RENT」、次の機会に必ず観に行きます。いつか、ブロードウェイでも観たいと思っています。

CD「The Best of RENT」を買いました。「Seasons of Love」だけではなくて、とっても良い曲がたくさん詰まっています。本当に買って聴いてみて良かったです。

映画「天外者」を楽しみにしている一方で、それが終わってしまったら、三浦春馬という存在にいったんピリオドが打たれてしまうような、そんな複雑な思いを抱えていました。

今ですら、何だか三浦春馬という存在すらなかったことにされているような雰囲気の中で、少なくとも「天外者」の話題が出てくれている間は、出演者の皆さんも田中監督も、当たり前のように春馬さんのことに触れてくれて、「天外者」の制作スタッフの温もりを感じていられるからです。

でも一方で春馬さんがくれたものは、ピリオドを打たれるどころか、どんどん私の中で広がり続けているということに、気づきました。そして多分、今まで知らなかった新しいミュージカルを知り、新しい日本製を知り、これからも広がっていくのでしょう。何故かはわかりませんが、そんな気がしています。

三浦春馬さんが私にくれたもの、それは新しい世界への扉でした。

noteを綴ることで繋がってくれた絆については、まだ書ききれていないのですが、今日あふれた分はまた後日、ここで改めて書かせていただきます。

これは、12/3付け「三浦春馬さんがくれたもの」アドベントカレンダーの対象記事です


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はるまふじ
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