【私の本棚18】なぜ働いていると本が読めなくなるのか
働くひとの共通の悩み
働き始めてから本を読めなくなったと感じたことがある人は多いでしょう。私もそのひとりです。本書は、その悩みを鋭く掘り下げた一冊です。私の場合、手に取るのはビジネス書や自己啓発書ばかりで、純粋に読書を楽しむことができなくなっています。私のようなビジネスパーソンの方は、ぜひ本書を手にとっていただきたいと思います。
労働史と読書の関係
著者は、労働史と読書の関係を詳細に分析しています。長時間労働、過剰なストレス、デジタルデバイスの普及といった現代の働き方が、いかにして読書の時間を奪っているかが具体的に描かれています。特に、本書にと労働史と読書の関係性を視覚的に示したし表が出てくるのですが、一見の価値があります。情報過多の時代の課題情報過多の時代、自分が欲しい情報以外はノイズに感じられます。これが、純粋に読書を楽しめない大きな原因の一つです。
個人的な感想
本書を通じて気付かされたのは、仕事が自己実現化しているという現実です。これは私個人だけでなく、日本社会全体の傾向であり、家族を幸せにすることが難しくなる一因です。自己実現のためにふらふらしているように見えるこの現状は、家族や自身にとっても大きな問題です。
今日から取り組める改善策として、ビジネス書や自己啓発書以外のエッセイや小説を選ぶことが提案されています。結論『なぜ働いていると本を読めなくなるのか』は、現代のビジネスパーソンにとって必読の一冊です。忙しい日々の中でも、少しの工夫で読書時間を確保する方法が具体的に示されています。
さいごに
最近、純粋に読書を楽しめていないと感じている人、ビジネス書や仕事に関係するテーマの本ばかり読んでいると感じている人に特におすすめです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。気に入ってくれた方はスキを押してくれると嬉しいです。