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239.生後2ヶ月から自分の手を認識する「ハンドリガード」

かわいいかわいい姪っ子ちゃんの情報と写真が、妹から定期的に送られてきます。

最近、姪っ子ちゃんは自分の右手を認識したそうです。

僕にとってとても新鮮な気づきでした。

最初は、自分のすぐ側でで動いているものが自分の手だと認識していないのです。
人生で初めて手を見るのですから、そうですよね。

ちなみに左手はまだ認識していないそうです。

こうした、赤ちゃんが自分の手を認識するのを「ハンドリガード」と呼ぶそうです。

生まれたての頃は、この世のすべてが気づきで、すべてが初めて認識するものばかりです。

さて、今はどうでしょうか?

日々、新鮮な気付きや発見はありますでしょうか?

まるで赤ちゃんのように見るもの触れるものすべてを吸収する、そんな力は大人になった今こそ大事なのかもしれません。

気づいていない自分の〇〇

自分の手に気づくことがあるように、社会人になった人たちもいろんなことに気がついていきます。

自分ってこんなことができたんだ、こんな能力に長けているんだ、こういう願望があったんだ、など、初めて気づくことが環境の変化と共に増えていきます。

ただ、それらは急に自分に身についたものなのでしょうか。
急に降って湧いてきたものなのでしょうか。

もしかしたら、まるで手のように元々そこにあって、それは紛れもなく自分のもので、単に最初からあったものに気がついただけ、という現象なのかもしれません。

姪っ子ちゃんの左手のように、まだ本人が気がついていないだけで、すでに身についている自分の大切な力、才能が存在するかもしれません。

ちなみにハンドリガードの前に赤ちゃんは、「注視」という目の前のものをじっと見る力が備わり、その後「追視」という動いているものを目で追いかけるようになる力が身につくそうです。

そうして、自分の動いている手に気がつくんでしょうね。
ぎゅっと握ったり、指を舐めてみたりするそうです。

気づくと、世界が大きく広がる。
そういう経験は、すでに赤ちゃんから子どもの頃にかけて、どの人たちもたくさん経験してきているのです。

素直に受け入れるという力

気づいたり認識した世界を、すぐに受け入れて現実で試してみる。

手が動くから、握ってみる。舐めてみる。
妹曰く、姪っ子ちゃんは自分の指を舐めて美味しくない、という顔をするみたいです。

そうして認識の幅を広げていく。

気づいて、実践して、繰り返し、世界が広がる。
たまに指が美味しくないように、やってみて失敗もする。
これは自分の手だと。なんと左にも同じものがある、と。

そうした気づきと行動の繰り返しで、自分自身や世の中を認識していく赤ちゃんから、学べる姿勢は多くあると思います。

我々はもう大人ですから、物事を知った風にすることは簡単です。
情報だって溢れかえっていますから、やったこともないようなことも平気でわかっているつもりになれます。

実践と繰り返しを行っていない人と、行っている人とでは認識する世界にひどく違いが現れます。

同じことをしていても、身体を動かして体感している人とそうでない人とでは、見ている世界が全然違うのです。

ということを、理解しているかどうかがとても大事。
学びや気づきを素直に受け入れて行動に移すこと。

この辺が、結果を出しているか人間かどうかの境目のような気もします。

仕事でも、野球でも、ビジネスでも同じかもしれません。

改めて、先入観や偏見を一旦横に置いて。

どうなりたいかを考え、その姿を体現している人を見て学び。

最後は素直に受け入れる。

僕も姪っ子ちゃんの姿勢に学んで、気づきを素直に喜び、素直に実行し、その結果を素直に受け入れ、改善する、というサイクルを繰り返します。

そんな純粋な姿にこそ。

誰もを笑顔にする、赤ちゃんの魅力が詰まっているのかもしれません。

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