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【読書感想文】女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書


こんにちは、嘉瀬遥です。

今回は読書感想文です。

「女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書」
池原真佐子/日本実業出版社

最初に、著者の紹介をさせていただきます。

池原真佐子
早稲田大学・大学院、INSEAD卒。
PR会社、教育関係のNPO、コンサル会社人材開発部を経て(株)MANABICIA創業。
夫の海外単身赴任により産後2年半ワンオペ育児と会社を両立。
その中で、女性に特化した社外メンター事業(Mentor For))を二つ目の新規事業として立ち上げた。
その後、夫が住むドイツに拠点を移し、日本との往復生活を続けながら本事業を伸ばしている。
自分らしく、個としての幸せもキャリアの挑戦も諦めない生き方を追求。


それでは、感想を書いていきたいと思います。
ここからはネタバレになるのでご注意を!




池原さんは、1on1をメンタリングそのものであると言い切られています。
メンタリングとは、経験豊かな先輩が次世代の人に対し、キャリアの発達や成長を促すために行う対話のことです。

優れたアスリートがメンターを必ずつけているように、1on1にもメンタリングスキルをもつメンターの存在が重要であると書かれています。

ここからは、私が重要であると感じたことを備忘録として記します。

1on1で気をつけるポイント
①メンターもメンティ(サポートを受ける人)もお互いに守秘義務を守ること。
②信頼関係を築こうとする真摯な態度を心がけること。
③1on1の目的を共有し、「何のために、今、対話する時間を取っているのか」をお互いに理解すること。

1on1を支える2つのスキル
①ディープカンバセーション
 1)信頼関係構築_この人には話しても大丈夫という安心感を与える
 2)傾聴_相手の言葉の奥にある思いに意識を向ける
 3)深掘り_キーワードのリフレーズと疑問形リフレーズを活用する
②1on1の質を変えるアドバイス
 1)伝え方_相手の話をしっかり聞いて関係性を温める
 2)アドバイスすべきこと
   (1)知見_自分の経験とそこから得た教訓、他人の経験
   (2)理論_自分の経験ではない
   (3)視点_違う視点の共有
          思考のクセや考え方に対するフィードバック

1onの基本的な流れ
①オープニング(1/6)
 アイスブレク
②ボディ(3~4/6)
 全体の大きなゴールを決める
 傾聴し、小さなゴールとして具体的な目標を設定する
③クロージング(1/6)
 簡潔にまとめる
 ポジティブなフィードバックを行い、次回の調整をする

私は、この3ヶ月でメンター側として1on1をやる機会が急激に増えました。
まずは、自分がやってきていただいたことをそのままやってみようと思い実践していましたが、今回1on1について理論的に学ぶことができ、とても勉強になりました。

複数人の1on1を担当していますが、うまくいっている方は自然とポイントを押さえることができており、なかなか噛み合わないなと思っている方は原因が明確になりました。


仕事上、今後より多くの方と1on1をしていくことが想定されるので、目の前の方が最大限前進するための関わりをします。


いつもありがとうございます♪

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