「オススメ本」があるので紹介するよ
みなさんどうも、おはばんちわ(´・ω・`)ノ
HaruAkiです。
今も相変わらず、
通退勤の電車でKindleタイム過ごしていますが
今、読んでいる本がとても良さげなので
お薦めしておきます。
文響社 (2019/4/5)
人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉
野村総一郎 著
※「単行本」「Kindle版」があります
※「Kindle Unlimited」対象書籍です(2023/04/05 時点)
精神科のお医者さんが書いた本です。
ご自身がこれまで診てきた
精神科患者さんたちの言葉や思考などを
「老子」の言葉を用いて、
人生を気楽に生きていくためのコツとしてまとめています。
「自分は本当にダメな人間だ・・・」
「どうしていつもこうなんだ・・・」
っていう
自己肯定感低めの人やら
ネガティブ思考の人は勿論、
「周りがバカばかりでうんざりしている」
「自分は間違っていないのになんでだ!」
なんていう、
自己肯定感高すぎる人やら
自己中な人にもお勧めできる本です。
周りと比較せず、
素直に周りを受け入れる。
その時その時の流れに身を任せる。
そんな発想が元となっています。
「必要以上に関わる必要はない」
「そもそも○○と考える必要はない」
冷静に落ち着いて考えれば
「確かにそうだよね」って思える
そんな考え方に多く紹介されています。
本書の構成は
・昆布の思考
・鏡の思考
・銅像の思考
・水の思考
みたいな感じに、
全部で「32の思考」に分類されています。
小分けに記載されているので
読書苦手な人でも
目次から気になるところだけ
拾い読みできる気軽さがあります。
例として、実際に本の中身を一部紹介します。
上記のように、老子の言葉をもとに
世の中の身近な「モノ」に例えて
物事の捉え方のコツを解説しています。
上記の「鏡の思考」で言えば
「そもそも、あなたは他人に勝つ必要あるの?」
「本当に必要なことって違くない?」
「だったら勝ち負け考えても意味ないよね?」
「勝ち負けという概念すら要らないよね?」
「自分の弱さ、欲、不満に立ち向かうことが強さじゃない?」
っていう具合に
「他人より自分を見つめましょうね」ってことで
「鏡」を例に挙げているわけですね。
他には「茶碗の思考」なんてのもあります。
HaruAkiが特に「なるほどなぁ」って思えた例えです。
いや~、ほんとこれは
「なるほど~」って頷いちゃいましたね。
「価値が無い」「空っぽ」・・・
こうした事実はネガティブに思いがちですが
「実はポジティブにもなるんだよ」っていう
良い事例です。
この事例では「茶碗」に例えていますが、
茶碗ってのは、ご飯やらよそったりするわけですよね。
要は、小分けにするときに役立つわけですよ。
でももし、すでに前日の残りやら
何かしら「モノが入っている状態」だとしたら
それって、茶碗としての価値が下がりますよね?
「ご飯よそいたいのに、空いてる茶碗がない!!!」
ってなっちゃうわけですね。
てっきり普段、生活してる分だと
「そりゃ勿論、空の茶碗よりご飯よそってあるほうがいいでしょ!」
っておもっちゃうわけですが
違う見かたすれば、
確かに「茶碗や皿はあいているからこそ役に立つ」っていう
そういった考え方にも納得しちゃいませんかね?
最後にもう一つ紹介させてください。
「自分は何のために生きているんだろう・・・」
「何を生きがいにすればいいんだ!!!」
哲学的な考えや思いではなく
人生のどん底だからこそ沸き上がるような
超絶ネガティブの時に行きついてしまうような思考。
それこそ、自分で人生を終わらせてしまうような
そういう本当に行き詰ったときにこそ
ふと覚えておいてもらいたい考え方の事例です。
「生きる意味や理由」・・・
極論と感じてしまうかもしれませんが
「そんなもの別にないよ!」っていうのが
老子の考え方なわけですね。
「考えるだけ無駄!」
「人生、なるようにしかならない」
「その時その時に身を任せればいい」
「勝ち負け、幸せ・不幸、そんなものもない」
もうほんとぶっとんた考え方なんですが
でも、ほんとこれくらいぶっとんだ発想。
良い意味で「無責任に生きる」みたいな
そんな捉え方ですね。
これについてはHaruAki自身も
無職時代に実体験で経験しているので
こういう考え方を頭に入れておくってのは
いざってときにとても心の支えになります。
ネガティブな時ってのは
ほんと考えたら負けです。
そんな精神状態に陥っているのは
それこそあなた自身が
これまでそれだけ、真剣に本気で考え、
向き合ってきたからこその結果なわけです。
なので、それ以上、
考えたり、悩む必要はないんですよ。
まずは素直に、
「心や頭の休息」を取ってあげましょう。
それがここでいう「無責任な生き方」ってやつです。
一生懸命とか真面目にやってきたとか
それはあなた自身が一番わかっていること、
だからこそ
あなたのことを一番わかっている「あなた自身」が
自分の体や心のことを
労わってあげる必要があるんです。
しばしの休息。
それは決して「サボり」とか「怠け」ではないのです。
休むこと、何も考えないこと。
それも大切な時間なんです。
そんなこんなで、この本には、
人生に関する多くの悩みや不満に関する
考え方や捉え方の客観的かつ新しい視点を
学ぶことができます。
相談できる人が居なくて
一人でずっとグルグル悩んでいる方は
是非とも一度、手に持ってみてください。