今週の読書録
不安定な天候が続く週は、積読状態の本を一気に読み進めるには最適。
気づけば食べているシーンがある作品を選ぶことが続いていましたが、今回は久しぶりの実用書も含めて、8冊を読了。
リモートワーク終了後のバスタイムに、1日1冊は読むようにしているとあっという間に待機書籍消化。
カレーの時間
寺地はるなさんのガラスの海を渡る船に続いてもう一冊読んでみました。
作中、いつもカレーを食べている?!というくらい、カレーが登場します。
最近では、差別、〇〇ハラといわれるような発言も、一昔前までは頻繁に遭遇しました。
最後はよくある展開の「実はいい人」とはならない、癖のある祖父。
血の繋がりがあるからといって、無条件で理解や受け入れることはできない。
多様性が求められる時代の画一的なレトルトカレー。
異なる価値観の時代を生きてきた人のちょっとした歩み寄りが心に残る一冊です。
ランチ酒
最近ではお金に関する内容を題材にした作品で人気の原田ひ香さん。
実は個人的にはグルメ系の作品も好きです。
以前読んだ『まずはこれ食べて』も印象的でしたが、ランチ酒シリーズは実店舗が存在する作品なのでまた違った楽しみがあります。
架空の職業・夜の見守り屋として働く女性。
一人娘は分かれた元夫と暮らし、現在は幼馴染の経営する会社で働きながら、勤務明けのランチが日々の楽しみ。
プライバシー保護の重視される職業柄、消化しきれぬモヤモヤ、複雑な思いも美味しいお酒とあう食事を支えに頑張ります。
読了後には、早速1巻目で登場したモデル店舗と思われる武蔵小山のがぶさんへ肉丼を求めて訪問。
相変わらず食べ進めてから、撮影していないことに気づきました…
次は、3冊目に登場したモデル店舗と思われる西麻布のエピスカネコさんを予約予定です。
3冊まとめて読みましたが、今後に続きそうな展開なので、続編も楽しみです。
大人になったら、
文芸書で連載されていた『若葉荘の暮らし』の新刊発売が楽しみな畑野智美さんの作品。
ミドサー女性が主人公の今作は、同年代の働く女性には考える物があるかも。
『若葉荘の暮らし』のリリース情報を目にして探した同著者の作品ですが、思いのほか好みで嬉しい誤算でした。
真剣に働いていて気づけばアラサー。
何人かの友人はいるものの、気づけば仕事しかしていない?!
そんな人におすすめの1冊です。
美味しいご飯が食べられますように
高瀬隼子さんの芥川賞受賞作でもある注目の一冊。
手軽に読めるページ数なので、飽きずに読めました。
私も実は新卒時代は芦川さん側の人間だったかもしれません。
実際私も新卒時代は芦川さん側の人間だったかもしれません。
最後まで読むとえっ、これはある種のホラー。
実直で言葉のストレートな人よりも、笑顔で言葉で主張しない人は怖い。
この作品で登場する人たちは、食べることが好きな人ばかりではありません。
タイトルとほんわかした表紙の意表を突く作品。
店長がバカすぎて
子供の頃は組織のトップの人は優秀だと思っていました。
しかし、実際に大人になって自分が働く身になると、ある種の業界には結構クセものが揃っていることに気づきます。
この作品では誰もが認めるお馬鹿な店長がいます。
ちょっと飛び抜けてお馬鹿な感じなので、ネタとしては最高です。
そして、実はあの作品の著者は…
最後まで飽きずに楽しむことのできる作品です。
ジェイソン流お金の増やし方
久しぶりに読んだ実用書は、最近話題のこちら。
昨年から投資信託を始めていて、改めて基本的なことも含めて学びたいと思い手に取った一冊です。
私も昨年からNISAデビューし、着々と毎月積み立て中。
NISA、ETFなどの仕組みを初心者にも分かりやすく解説してくれているので、入門書におすすめです。
それにしても50万部とは!
メディアでの紹介も多いものの、やはり最近は資産運用を考え始める方が増えているのかもしれませんね。
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