今週は小説や実用書3冊を読了。
菜の花食堂のささやかな事件簿 木曜日のカフェタイム
碧野圭さんの「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ最新刊。
気づけば早くも5巻目。
今回は、靖子先生の推理もライトで、これまでよりもやや恋愛要素の強めの本作。
友人以上恋人未満のあの二人の関係にも変化が生じる本作。
相変わらず一種類のお野菜を多様な調理方法で変身させるアイデアは、文字として読んでいるだけでも楽しめる内容です。
読むとお野菜が食べたくなる作品です。
八本目の槍
今村翔吾さんの『八本目の槍』は戦国時代がお好きな方におすすめの短編小説。
佐吉こと石田三成の生涯を小姓仲間でもある盟友「賤ケ岳七本槍」の眼を通して語られる作品。
7人の回想から浮かび上がる姿にこみ上げるものがあります。
加藤清正や福島正則などの大河ドラマでも目にする人物からあまり知られていない人物まで。
人の数だけ物語があることを再認識する作品です。
仕事と人生に効く 教養としての紅茶
『仕事と人生に効く 教養としての紅茶』は、先月の紅茶月間にあわせて手にした一冊。
紅茶にまつわる歴史や習慣など広範囲な知識が集約されているThe ガイドブック。
紅茶好きはもちろん歴史好きにも楽しめる内容なので、海外旅行のしにくいときには読むと心が旅することを求めてしまうような本です。