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お家で至福のブランチ

こんばんは。

今日は晴天に加え、5月並みのあたたかさでしたね。
こんな休日には少し頑張ってオシャレなブランチを。
今までであればお出かけがてらカフェにでもというところですが、昨今の事情を鑑み、おとなしくお家ご飯です。

皆様、「パンペルデュ(Pain perdu)」と聞いてピンとくるでしょうか。
文学や心理学の分野に明るい方であれば、聞き覚えがあるかもしれない『À la recherche du temps perdu』。
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の原題ですが、ここから察するにperdu=失われた、Pain perdu=失われたパン?という直訳すると謎が更に深まるかもしれません…。

「失われたパン」ことパンペルデュの正体の一つは、日本ではフレンチトーストの名称で知られたものです。
一説には、残って硬くなったパンを使用したことが語源と言われています。
日本では食パンで作ることもありますが、フランスではバゲットなども用いられます。
乾燥したバゲットは水分が失われたことでより硬度を増し、そのままいただくにはいささか難易度が高め。
これを再度美味しいパン料理に復活させるのが、パンペルデュ。
フレンチトースト以外にも、スープに入れたり、お総菜パンとして復活させる方法もあるようです。

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残ったパンにひと手間加えて、お気に入りのお皿にのせて、お茶を入れれば素敵な休日ブランチを自宅で楽しむことができます。
個人的には甘さ控えめに仕上げて、色々なジャムやスプレッドをのせるのがお気に入りです。

今一番のお気に入りは、「ジャムの妖精」と呼ばれるフランスのパティシエール、クリスティーヌ・フェルベールさんのコンフィチュール。
サロン・ドゥ・ショコラで入手したジャン・ポール・エヴァンさんとのコラボ商品であるブラックベリーミルクチョコレートフレーバーは、買い溜めしなかったことを後悔するくらいのお気に入り。
期間も数量も限定なのでもう入手は困難ですが、他の種類であれば伊勢丹などでも取り扱いがあるようです。
こちらのコンフィチュールは、トリュフボールに詰めることで、日本では常設店舗のない、あのクリスティーヌ・フェルベールさんのチョコレートに近いお味を再現できることも嬉しいポイント。


その他、昨年から常備するようになったのが、リエージュです。
ベルギーで1937年から作られた国民的に愛され続けている洋ナシとリンゴとデーツを煮詰めたフルーツスプレッドのようで、正式名称は「Du Vrai Sirop De Liege(デュ・ブレ・シロップ・デ・リエージュ)」と呼ばれるようで、直訳すると「リエージュ地方の本当のシロップ」という意味なのだそうです。
果物を1/4の嵩になるまで煮詰めたリエージュは、ほのかな酸味があり、子どもの頃にいただいたことのある何かの味に似ているような気がします。
フレンチトースト以外にもチーズやヨーグルトと合わせたり、カレーなどの隠し味に使用されることもあるようです。

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実は、スプレッドにも冠されたリエージュは、ベルギーワッフル二大流派?のひとつの都市ということを今更ながら知りました。
ベルギーワッフルでも有名なリエージュワッフルとブリュッセルワッフルの違いは、リエージュワッフルは日本の駅地下などでも販売されている楕円形タイプのものです。しっかりした生地で弾力があり、おやつに嬉しいマネケンのワッフルが近いのではないでしょうか。一方、ブリュッセルワッフルは、大きめの長方形で甘さ控えめのタイプなのだとか、日本でもカフェなどで見かけることがあるかもしれません。
ちなみにベルギーでは、街のスタンドではリエージュワッフルが主流のようで、ブリュッセルワッフルはカフェやレストランで供されることが多いようです。

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外出自粛中の休日にこそ自宅で挑戦するチャンスかもしれません。
購入したものの活躍頻度の少ない家電のひとつであるホットサンドメーカー。
カタログギフトでいただいた方や、新生活にあわせて張り切って購入した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ホットサンドメーカーでもワッフルを作ることのできるレシピが調べるとたくさん登場します。

自宅であればトッピングも思いのまま!
アイスクリームもコンフィチュールもチーズでも好きなものをいっぱいのせて、自分だけの特別なヒトサラを作ることができますよね。
次の休日にはご自宅でお気に入りのコーヒーや紅茶と一緒に素敵なブランチはいかがでしょうか?



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