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[パニック障害]発症後すぐの ひとり旅レポ④[完]

[ひとり旅〜最終日〜]
・微熱も下がり、体調もほどほどに回復し
 いよいよ姉ファミリーの元へ
 
*2021年8月7日(3日目)
 6時半〜 
 朝ごはんをいただきながら、
 休職してはじめて
 朝食会場にあったTVを観ることに…
(おそらく約1ヶ月ぶり)

 ちょうど、東京五輪の女子マラソンが中継
 されていた。やはり、“注意散漫”のためか
 じっくりと観れなかったものの、
 選手のみなさん、「がんばってはるな〜」と
 心の底から思え、また その満ち溢れるエネル
 ギーが 凄く眩しく感じた。


[出会う人、すべてが尊い存在と思えて]
休職してからというもの、
“何もできない抜け殻状態”のわたしは
 
 病院や買い物、行く先々で働く人、
 
 街で見かける子育て世代の方や

 スクールガードとして子どもたちを見守り
 地域貢献されているシルバーの方々など

 目に映る、すべての人が“自身の役割”を
 担って行動されている姿を目の当たりにして

 以前にも増して、
   きらきらと輝いて見えるようになっていたの  
   である。

 きっとその方々、ご自身は謙遜なさるだろう
 けれど、“何もできない”わたしにとっては

 どんな人も、一様に尊く素晴らしい存在に思
 え、もちろん、今現在もそう感じている。


[身支度を整え、いざ出発!]
掛川を後にして、電車に揺られ ...
いよいよ姉ファミリーの元へ♪

11時頃〜
 姉宅へ訪問し、子どもたちのおもてなし(飼っている魚や大切なおもちゃを紹介されるなどなど)を受けて、

 近況報告(体調・仕事・子どものこと)を
 みんなでし合ったり、

 美術館やアートの話で盛り上がったりと、
 ゆったりとした楽しいひと時が過ごせた。


[心は元気だけど、身体はくたくたで…]
 姉ファミリーに会うまでは、子どもたちがわんぱく盛り(小1と3歳の甥っ子)なので、

“しんどくならないかな?”と少しの不安は あったものの、全く問題なしだった。


ただそれより、姉ファミリーは「美味しい ランチどう?」とわたしを(体調が許せば)観光させてくれる気だったようで、

提案を聞いた瞬間、「う〜〜、それは無理そう…」と、瞬時に断ってしまったことで、
「あぁ、やっぱりかなり体力消耗してるんだなぁ…」と自身を客観視できたのである。

姉たちに会えたことで、気がほぐれたことも要因の一つなのか、

身体が一気に脱力してしまい、静岡を後にするまでの5時間弱、
ただただ 姉宅で ある意味、贅沢なのんびり時間を過ごしたのである。

〜〜〜
・車窓から見えたもの
 お別れをして、電車に揺られながら窓の外を見ていると、ついさっきまで一緒にいた姉ファミリーが手を振ってくれていた。

 間に合ったら「手を振るね!」と予告済みだったけれど、それでも遠ざかって行く姿に なんだかジーンとした瞬間だった。


休職をしてからというもの、今まで“当たり前だったこと” “気にも留めなかったこと”などが

より、センシティブに心に浸透してくるなぁ〜と思うことが多くなったように感じる今日この頃です。ほんと1日1日の大切さが身に沁みる…

〜〜〜

[2泊3日ひとり旅の終盤...]
行きと逆順のため、帰りは最寄りのバス停まで乗車し、
自宅までゴロゴロとスーツケースを引きずりながらの帰宅。

「か、帰ってこられた〜」という安堵感とともに

やはり相当な倦怠感を引き連れていた。


この後、恐ろしいことに
ほぼ1ヶ月、正真正銘の寝たきり置きもの状態と
〈超絶ひつこい副鼻腔炎〉を半年間患うことになるのである。

が、その話はまた ゆっくり綴っていきます。

〜〜〜

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