[パニック障害]「人が怖い」と思うなんて①
・家に閉じこもり、寝込む日々の中で
静岡へのひとり旅の後、慢性疼痛による身体の痛みが悪化したり、自律神経系の乱れで微熱が続いたり、ひどい副鼻腔炎に悩まされたり、と何週間も寝込んでしまう日々が続いた。
そんな毎日が続くと、
「必要なモノはまとめ買いして、極力外出しないで済むようにしよう…」
という意識が働き、通院以外の外出を極力避けるようになってしまった。
[こんなに外に出ないで過ごすなんて…]
心身のバランスが乱れに乱れ 絶不調の波が押し寄せた2021年8月中〜下旬、
この頃のわたしは、
〈睡眠が不規則〉で、とくに朝が弱く
午前中に家事(洗いもの、洗濯や掃除)をするなんてことは到底できない、“日中に何かするなんて無理人間”になっていた。
きびきび動ける訳ではないが、夜〜深夜にかけての方が 日中より、ほんの僅かに “脳がすっきり”しているので そこで溜まった家事を最低限やり過ごす、〈超絶不健康生活〉な日々だった。
そして、驚くべきことに
〈1週間外出をしない〉という、人生最高記録まで樹立してしまう(入院を除く)
さすがに ここまで自宅から一歩も出ない、となると食糧も“食べたい”と思えるモノは ほぼ尽きてしまっていて、7日ぶりの買い物を試みるのだった。
[意を決しての買い物で…]
自宅からほんの近くまで車を走らせ、お店へ到着。
夜に外出したので、店内に入るとまず
〈照明の明るさに目が眩むような感覚〉があり、
店員さんの「いらっしゃいませ〜」という声になぜか“びくっ”と 〈動揺してしまう自分〉がいた。
[もう頭が回らない…]
1週間ぶりの外の世界は、飛び込んでくる“情報量”が多すぎて すぐに消耗してしまう自分の心と体。
そんな自身の反応を無視することはできず、
“あぁ、ダメだ。しんどい…”と
瞬く間に心身がくたくたになってしまった。
“何を買いたいのか” “食べたいのか”
もはやそんなことを考える余裕もなく、頭が回らない状況の中、
なんとか商品をレジまで運ぶことができた。
が、ここからのお会計で
〈店員さんの声掛けが怖い〉
〈店員さんの目すら見れない〉という
人生で初めての感覚を味わうことになる。
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[パニック障害]「人が怖い」と思うなんて②へつづく