ローカルで食の世界旅行
近年、日本にもたくさんの海外から入ってきた料理が食べられるようになってきた。
ちょっと前までは、都会に行かないと食べられなかった海外の珍しい料理が、割と手の届きやすい形で体験できるようになってきた。
例えば…
・松屋のシュークメルリ(鶏肉の入ったシチュー、ジョージア料理)
・ラクレット(溶かしたチーズをパンに塗って食べるハイジ的な食べ物、スイス料理)
・キムパ(韓国風海苔巻き)
・ケバブ(グリルした肉、トルコ料理)
・シュラスコ(グリルした肉、ブラジル料理)
その味が最近はスーパーやコンビニですら見ることができて、
ちょっとした食の世界旅行を楽しめてしまう。
最近の楽しんだ食の世界旅行をご紹介。
キューバサンド
お店の名前を書いたら、居住地がわかってしまうので書かないが、
本当にここのキューバサンドは素晴らしい。
なんて言ったって、店主が最近までアメリカのとある大学で肉の研究(!)をしており、どの温度や調理法でで肉がおいしくなるのかの研究していたそう。
そんな店主が作る、猛烈においしいプルドポークと燻製ベーコンが入るキューバサンドがこちら。
自家製のミントをペーストしたオリジナルのソースが入っている。
「ミントは自家栽培。ミントに霜が降りるようになったら、キューバサンドはしばらくお休み」とのこと。なので例年11月下旬くらいから姿を消し始める。
滑り込みセーフで先日食べることができた。
ああ、本当に肉がうまい…!!
キューバサンドは、アメリカはフロリダ・タンパ市の名物料理で、細長いバゲットのようなパンにローストポークやハム、チーズ、ピクルスなどを挟み、サンドイッチプレスで焼きあげたホットサンドのこと。
お家でもそれらしい肉があれば、作れるみたい。
ケイチェルおじ様の作るキューバサンド食べてみたい♡
ビリヤニ(biriyani)
南インドの方では主食は米。
私の会社の同僚が南インド出身で、彼女からそう聞いて驚いた。ナンは主食じゃないのか!
ビリヤニは、簡単に言えば「インド風炊き込みご飯」。
家庭やお店によって味付けは異なるのだろう。エキゾチックな香辛料を感じる。
パラパラの細い米を使っているからか、日本の米とは食感が違うが、
どこかほっこりして、炊き込みご飯を思い出させる。
このビリヤニは、なぜかケバブ屋さんで売っている。
ケバブ屋さんがインド人で、ケバブと北部インドのいわゆるインドカレーのコンボメニューがおいてある店。情報が渋滞しているが、美味しいお店。
豚の角煮
和食ではポピュラーな部類だが、中国杭州に起源を持つ料理。
そもそも日本では、肉食禁忌の時代があったため、もともと和食ではない。
江戸時代に長崎の出島から、いろいろな文化が流入し、中国やオランダの影響を受けた料理が日本風にアレンジされた卓袱(しっぽく)料理が生まれた。そのうちの一つが角煮。
角煮は地域や家庭で味付けが異なる。
そして、これ。
私の母の角煮。本当にとろけるような食感で、おいしいんだなぁ。
レシピは「テキトー」と言って、いつも教えてくれない、母秘伝の料理。
キューバサンドに挟んでも美味しいかも⁈
本物の味?
ドイツにいるとき、ヨーロッパ各地で寿司屋をよく見かけた。
日本人がやっている本格的な寿司屋から、日本人ではないアジア人がやっているなんちゃって寿司までたくさん。
スーパーにも寿司が並んでいた。
海外の人もこうやって、割と気軽に外国の料理を楽しんでいる。
そしてこれが日本で食べる味、と勘違いされることもある。
逆もしかり。
私が上記に挙げた料理も、実は本国に行くと全く別の味かもしれない。
楽しみ方としては、
・日本風にアレンジされているかもしれないが、全力で味わう
・その国に思いを馳せ、食べてみる
・実際にその国に行ったら、ローカルのいく店で食べてみる
本物の味かどうかは関係ない。
とにかく「おいしい!」「好き!」と思うことが大事。
ということで、私のローカル食の世界旅行は続く。
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