尊敬という感情について考えている
身内の誰か、歴史上の偉人、友人、芸能人……
小学校のときにした自己紹介か、それとも授業の宿題か、
今はもうあまり覚えていないけれど、何かにつけてこの質問を目にすることが多かったように感じます。
けれど、正直なところ「尊敬」ってどういうことを指すのか、いまいちよく分かりませんでした。小学生だったからかと思ったけれど、本当につい最近まで、実はよく分からなかった。
近くて、遠くて、そしてキラキラしている
でもこの間、人生で初めて、「これが『尊敬』というのか…」という出会いがありましました。初恋みたいな言い方になってしまった(笑)
この人に自分の成長をもっと見てもらいたい、もっと私を「私」にしていこうって、自然と思えるような人でした。
まっすぐで、必ず相手を尊重して話を聞いてくれる人。
その人自身がパワースポットみたいな、そんな人。
でも、まあ「恋」とは違うのが、そこに #キュンキュン とか #会いたくて震える(あれ、ちょっと古い) とか、そういうハッシュタグが付かないところなのかもしれません。
その存在とは尊さという距離感があって、でも自分が弱気になったら近くにいてくれるような不思議な魔法もかかっていて。
もしかしたらこれが、「尊敬」という感情なのでしょうか?
その人になりたいわけではなくて
私にとっての尊敬の定義はなんだろうかと、まだ考えています。
もちろんググったら、辞典に載っている定義は出てくるけれど、せっかくならもっと自分の気持ちを掘り下げたい。
今一つ言えるのは、「その人になりたいわけではない」ということです。
(書いていて、当たり前な気もしてきたけれど)
その人の所作、言動を盲目的にコピーするのではなく、その人の物事に対する姿勢といった、目に見えないものを学ぶ/見習うとでもいうのでしょうか。
もちろんこれは私の場合はという話ですが、なんだか「○○さんみたいになりたい」では、自分がちょっとかわいそうだなと思ったし、それは尊敬とは違う感情だと思ったからです。
せっかく自分は自分として生まれてきたのだから、嫌な部分も弱い部分も全てひっくるめて、少しずつレベルアップしていけたら。
それが、尊敬という関係性から生まれる、素敵な余波であってほしいと今の私は思っています。
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