Haru.

ほのぼのゆるくやりたい26歳が、ゆるい日常を統一感なく記録します。 ギャップイヤーを終えて、タイで大学院生になったひと。不定期だけど継続してる。

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  • 私のギャップイヤーまとめ

    ギャップイヤーについて書いたnoteのまとめです

  • 喫茶店への愛を叫ぶ予定のマガジン

    大好きな喫茶店・カフェに、勝手に愛を叫ぶために作成しました。

  • 私のルーティンをまとめてみたマガジン

    過去に書いた、ルーティン系の話をまとめています。

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ギャップイヤーという選択をした私の話:その1

実は1年と2か月ほど、何の肩書きもない人生を歩んできました。 「大学を卒業して、それからどうしているんですか?」 そう聞かれると私は、 「ええとですね、今ギャップイヤーというものを勝手にしていてですね……」と、しどろもどろ、少々長い説明をするのでした。 「ギャップイヤーね!」ってそれで分かってくれる方もいれば、 「つまりニート?」という方もいて、言葉の違い一つでこうもニュアンスが変わるものかと、言葉の奥深さに思いを馳せたりしていました。 実は、もうそろそろギャップイヤー

    • 4,312km先で生きる。日本からタイへ正規留学した話 - その1 -

      拭っても拭っても、額から汗が噴き出す。 耳慣れない言葉、耳慣れない音。 見たことのない人たち、見たことのない食べ物。 2022年8月上旬、私はひとり、タイにやってきた。 一つまみのカオスを人生にタイの大学院で「ジェンダーと開発」という専攻を勉強するために、私はタイにやってきました。なぜタイなのか。きっと多くの方がまずは疑問に思うのではないでしょうか。 結論から言ってしまえば、直感に従ったから、ということになるでしょう。 イギリスとタイの大学院で悩んでいましたが、決めきれ

      • 拝啓 あなたの春の色

        今年の桜は長かった、と母は言いました。 こんなにじっくりと桜を楽しめたのはいつぶりだろうと、ビデオ通話越しの母の横顔はとても嬉しそうでした。 桜かあ。 タイに来てそろそろ一年が経つ私は、 残念ながら今年の長かった桜を見ることはできませんでした。でも、「春」といえば、あの優しくて淡い桃色が、いつでも脳裏に浮かぶのでした。 あの色を思うと、どこか心がきゅうっとなって、 望郷の念が強くなるというのでしょうか、 本当に日本の春を愛してやまない、そんな気持ちに包まれます。 そんな

        • あの山の7合目までいきましょう

          「よし、男体山に登ろう」 体力なし、登山経験ほぼなし、山の装備もそんなになし。 そんな三拍子の揃った私が思い立ったのは、2021年、去年の夏のことです。 男体山(なんたいさん)、栃木は日光に位置する山で、標高は2,486mほど。 富士山が3,776mなので、それよりも1,000mちょっと低い山です。 山としては、そこそこ初心者向けだとカウントされるようです。 万年体育の成績はCだった跳び箱は一段も飛べず、50m走れば9秒台後半、高校の時の長距離走は膝のねん挫で免れ、側

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        ギャップイヤーという選択をした私の話:その1

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          尊敬という感情について考えている

          身内の誰か、歴史上の偉人、友人、芸能人…… 小学校のときにした自己紹介か、それとも授業の宿題か、 今はもうあまり覚えていないけれど、何かにつけてこの質問を目にすることが多かったように感じます。 けれど、正直なところ「尊敬」ってどういうことを指すのか、いまいちよく分かりませんでした。小学生だったからかと思ったけれど、本当につい最近まで、実はよく分からなかった。 近くて、遠くて、そしてキラキラしているでもこの間、人生で初めて、「これが『尊敬』というのか…」という出会いがあり

          尊敬という感情について考えている

          ギャップイヤーという選択をした私の話:おわりに

          ギャップイヤーを取得して、そして今のお話。 その2はこちらから 時が経つにつれ、私にとっての「ギャップイヤー」が徐々に形を成していきました。 そして今、私は大学院に行くことが決まっていて、もう少しでこのギャップイヤーを終えます。振り返って思うこと、そして今の気持ちを記してみます。 バッテリー交換と、充電と。一つが週一。もう一つは週二。どちらもリモートワーク。 前回お話ししたように、私がこの期間で主に行っていたことは、NGO二団体でのインターンです。(+後半は議員さん

          ギャップイヤーという選択をした私の話:おわりに

          ギャップイヤーという選択をした私の話:その2

          大学を卒業してから、その後のお話。 その1はこちらからどうぞ ギャップイヤーという第三の選択肢を知ってから、大学卒業までの数か月間で、私の世界はなんだかぐんと広がった気がしました。 「ああ、自分はもっと自由でいていいんだ」そう感じられたからかもしれません。 もしくは、ギャップイヤーという「日本ではあまり知られていない概念」を知っている自分に、ちょっとどこかで酔いしれていたのかも... 今日はそんな私の卒業後のお話です。 レールを外れていく感覚卒業式の日。 かろう

          ギャップイヤーという選択をした私の話:その2

          カフェと私、去り際数秒の相性

          近所に新しいカフェができたというので、早速出かけました。 カフェや喫茶店に行くことを一種の癒しと捉えている私にとって、そんな場が新しく増えるかもしれないことは、この上ない幸せです。 やっとやっと暖かくなってきて、 服装も気分もなんだか軽やかになったりして。 冬から春に変わっていく、 その中間の季節が私のフットワークを軽くさせるのでした。 出会ってしまった、宝物のようなカフェ 一人で行き、ぼーっとそのお店の空気感、 匂い、人の動きなどを楽しみ、自分の肌に合うと思ったら、

          カフェと私、去り際数秒の相性

          詩で伝える

          詩っていいかもしれない。 ちょっと最近、そう思いました。 というのも、子どもの頃によく読んでもらっていた 金子みすゞさんの詩集をもう一度読み直したからです。 読んだ後にこころがほっこりして、 こうやって人に、社会に、世界に、 伝えていく方法もあるんだって思ったのです。 今まで文章を書くことが好き、と思っていたけれど、 その中に詩も含まれることになりそう。 ちょっと突然だけれど、ふと思い立ち、 最近思うこと、自分で詩にしてみました。 私のただの自己満足な作品です。 ※

          詩で伝える

          会いたい人に、行きたいところに

          大好きだった喫茶店がいつの間にか閉店していた。 このご時世、あまり人が集まらないようにと、そっと静かに幕を下ろしたそうです。 いつかもう一度行きたいとずっと思っていました。 だけど、その「いつか」は永遠に訪れることがなくなってしまった。 実は、喫茶店巡りが好きと言いながらも、 何かにつけ行かないことも多かった私。 この仕事が終わったらとか、これだけ片づけたらとか、 思っているうちに、一日が終わり、また一日が終わり、 そんな感じに時間が流れていってしまう。 それでも、そ

          会いたい人に、行きたいところに

          ゆるく繋がる、ということ

          少しずつ、春めいてきました。皆さまどうお過ごしでしょうか? 私は今日、桃の花を買いました。 この前、とあるオンラインサロンの勉強会に参加して、 みたらし加奈さんのお話を聞きました。 そこで「自分のサポーターを増やす」という話があって。 たしか、自分のサポーターはたくさんいて良い、 それに自分も自分のサポーターだっていうお話だったかと思います。 最初に聞いたとき「サポーター」から想像されたのは、 自分の悩みを打ち明けられる存在とか、 いつでもそばにいてくれる存在、とか、そ

          ゆるく繋がる、ということ

          喫茶店から。

          ちょっと埃っぽい店内から、濃厚なコーヒーの匂いが私にいらっしゃいませをする。ちょうどコーヒーが飲みたかったんだよと言わんばかりに、余裕の表情でドアをくぐるけれど、内心は子どもみたいにはしゃぎまわっている。 私にとって「喫茶店」というのは、小さい頃に行ったテーマパークの、あのワクワクを思い出すような、そんな懐かしい場所です。そして、それとともになぜだか祖母の家も思い出します。 今回は私のエネルギーの充電場所のお話をしたいです。 祖母の家は古くて、少し埃っぽいようなあの匂い

          喫茶店から。

          サンタクロースはいると思う。

          クリスマスの日ギリギリに、私は一つ公表したいことがあります。突然ですが....私、 サンタさんっていると思います!!! 大学生にもなった人間が、なにを言っているのかと思っている方もいることでしょう。けれど、私は誰が何と言おうとサンタさんを信じ続けます。 残念ながら私のもとに、もうプレゼントは届かなくなってしまったけれど、今でも世界のどこかで、彼は子どもたちに夢を届けているのだと思う。少し悲しいけれど、次の世代の子どもたちにポジションは譲らないといけない。世代交代です、、

          サンタクロースはいると思う。

          森を歩く

          最近、うんともすんとも書きたいことが思い浮かばなくて、更新が滞ってしまいました。もう10月なんですよね、早い! 毎日雨がたくさん降って、そんな中家にいる日々が続いています。大学は今学期もオンラインだし、アルバイトもないし。だけれど気持ちはおかげさまで、なんだか豊かです。 ◇ 窓ガラスにくっついた滴を見ながら思い出したことを、書いてみようかな。 森に降る雨のことです。 都会のそれとは違う雨。葉を1枚1枚濡らしていく滴たちは、その場を不思議と穏やかにさせます。 実は3か

          森を歩く

          私が私に優しくなれるまで。

          ある言葉がすごく好きです。 「私の声はきっと世界の誰かにエコーする」 この言葉は私が気が向いた時だけ読む新聞の、どこかのインタビュー記事に書いてあった言葉。たしかその人は、どんなに傷ついた言葉を向けられようと、屈せずに自分の経験を発信し続ける、そんな強い人でした。 ◇ 今日、私はこの言葉の力を少し借りて、自分のことを話してみようかと思っています。 社会を変えたいとか、そんな壮大な話ではないけれど、もっと自分に優しくてもいいんだよって伝えたい。自分に素直でいていいこと

          私が私に優しくなれるまで。

          幡野広志さんの写真展に行きました。

          思えば幡野広志さんのことを知ったのは、去年のインターン中のことだった。お世話になっていたインターン先の方が、cakesの幡野さんへの人生相談の愛読者だったのだ。 私は幡野さんの紡ぎだす言葉や、写し出す写真が大好きだ。 飾らず、率直で、正直な言葉たちは私の心の奥までをも震わせる。 時に厳しく、冷ややかだけれど、突き放さない言葉たちに、私もいつの間にか救われている。 幡野さんの言葉には「愛」がある。本気で向き合ってくれた痕跡が見える。だから、何度でも読みたくなるのだろう。

          幡野広志さんの写真展に行きました。