原始反射の残存の解説その6;そもそも反射って…(-_-;)?
月曜日担当、トラです。ExWも、みんな子育てをしています。といっても、幼少期は随分前に過ぎて…小学校、中学校、高校、大学、社会人…色々な世代です。
まだまだ自分たちも学びの最中で…だからこそ、書き続けることで、互いの学びをシェアしながら、少しでもみんなと「生きていて楽しい社会、教育界、福祉業界にしていきたいね」のお話ができれば―と思っています。
さて…前回の続きです。
原始反射、ってものが存在はしてほしいんだけど、ある時期がきたら「消失」してくれないと…運動障害や学習の困難さなども生じちゃうんだよね、っていうお話をしました。
これは実はお母さんのお腹の中で既にスタートしている反射運動であり、
とっても大事なお話しなんです…_(._.)_
でも、あんまり知られていない…なぜなら、知っているドクター自体もまだまだ少ないのと…
日本小児科学会で「おおきく」とりあげられたのも2012年。
まだまだ10年程の歴史なんですね…
ですので
なかなかどうして、この反射が残存することによる影響は、、、
実は大きいのです。
だからこそ、少しでも、、、
動作の不具合から解放され、ちょっとでも動きやすい身体づくりをして、
楽しんで生きてほしいなーと…
原始反射の残存は、実は命にもかかわることがあるから!です…(-_-;)
というわけで、今回のテーマ。
をお届けします_(._.)_
「そもそも反射ってなに?」
反射的に動く・・・など。みなさん普段使いはされてきたとおもいます。
この「反射運動」ってなんなのでしょうか?運動生理学的にはこの対義語として「随意運動」があります。
下の図をみてください(図1)
…ひとの運動は、実はすべて脳神経系が制御=コントロールしています。
特にみなさんがご存じの日常生活動作や、ある特定の運動は、最終的に図にある「末梢神経系」の「運動神経」、「知覚神経」、「自律神経」が大きく関与しています。これらががんばてくれていることで、私たちの運動は成立しますよね。
そして…
運動を行うときには必ず、「運動を実行するぞ~!」という遠心性(図中:行き)の信号が働きます。そしてその状態を伝えるための求心性の信号(図中:帰り)も同時に働いているんです。
…つまりは、この二つの信号を送ってくれる神経の活動が、「いったりきたりする」=「脳の血流量が増加する!」ために、脳が自然と活性化することにつながっていきます。これって大事な作用ですよね。
続いて図2をみていただくと…
この末梢神経系たちの活躍…がみてとれるとおもいます😊
これらのおかげで、わたしたちの身体は円滑に動くことができます。
そして…反射運動、ですが、まさにこの図2のメカニズムです。これをもーちょっとほりさげたのがこちら。図3です。
「反射ってそんなに大事?」
➡はい、だいじなんです^^…でも当然リスクもある。。
なぜか??それは「怪我を未然に防ぐ!=生存のため」が一番大きな要因なんです。
例えば。
画鋲をふんじゃったとします・・・
踏んだ時には、多くの方々がおそらく、すでに足をひっこめ、ささったところが出血していないか?等の確認をした後に、いててー!」と叫ぶかと思うんですね・・・
これが、例えば随意運動しかメカニズムが無かったとしたら…どうなってしまうんでしょう?
画鋲をふみました。あ、痛いと感じました・・・さあ、足をゆっくりあげましょう・・・なんてことを何度もくりかえしていくうちに、死にちかくなるかもしれません。。。
筋肉を慢性的な障害の進行にいたらないため、また大けがから身を守るために・・・
この反射は役割を発揮します。
図3にそのメカニズムを簡単に示しました。
・・・一般に、人の反射運動を扱う時は、「脊髄反射」という言葉を主軸として利用します。これぞまさに、危険から保護する役割を担う反射メカニズムなんですね~…😊
大脳を経由せず、ショーとカットをして、さくっと動作に入ります。
だから、反射はないと・・・「困る」のです!!というより?
事故がおきてから足をひっこめていたら・・・死んでしまうのです😿
というわけで、、、
誰からからおそわったわけではなく、もともとメカニズムとして存在しているこの反射運動…運動速度は老化によってどんどん遅くなっていきますので・・・反射運動もそれに比例します、、、
反射は近年の災害時のときの避難訓練などで 大変重要な働きを示しますね…何が先におこるかわからないこのよだからこそ…
今一度、この反射速度が鈍っていないか…をちょっと「たしかめつつ」健康チェック、うけてくださいね~^^
本日も御一読いただき
ありがとうございました_(._.)_😊
E×W トラ