読書感想〜梟の一族
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『梟の一族』
福田和代
[あらすじ]
忍者の末裔・梟と呼ばれる一族のいる里が襲撃に遭う。
襲撃を逃れた史奈。
なぜ里は襲撃されたのか?梟の里に潜む謎とは何なのか?
誰が味方で敵か分からない状況下で史奈は真相を突き止められるのか…
[感想]
読みやすく、サクサク読了できました。
個人的にはもっと、忍びとしてのアクションや戦闘場面があるのかと思っていたけれど、そこまでではなかったです。
どちらかと言えばサイエンス的な要素が多かったかなと。現代に忍びの要素を入れようとすると、現実的にはこの世界観なんだろうなぁ〜とは納得できたけど、折角なら忍者の末裔が暴れ回って欲しかったです。
なので、もっともっと冒険モノの方が設定的に好みだったかも。
両親との関係や里の人・里を出ていった人達との関わりなど、人間関係を散らかした割にあまり片付かなかったですし、史奈は高校1年と若い割には、最初からしっかりとした「完成された主人公」だったので、成長を見守るような感覚も少なかったため、長編やシリーズ化したら良かったのになぁと感じました。