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《絵本レビュー》ちくわのわーさん

こんばんわっ!

唐突ですが、ふと思ったことをば。

これは、絵本レビューを続けていて少しわかったことなんですが、わたし4.5才向けの絵本が好きそうですね(笑)

どうやら、精神年齢5才児というのは昔から変わってなさそうです。

好きな絵本に囲まれるって幸せでありますっ!
その絵本の中から、今日も一冊選んで行きましょう。
【ちくわのわーさん】のレビューをしたいと思います。

作者は、岡田よしたかさん。
初版は、2011年10月です。

《ストーリーについて》
ある日ちくわのわーさんが、口笛を吹いて少し歩いた後、疲れてお昼寝してました。

その、ちくわのわーさんの穴の中に犬とネズミが2匹入っていきます。(笑)

すると、ちくわのわーさん
『ふわーっく しょーん!』と、くしゃみ!!!

他にも、スパゲティーとマカロニの兄弟やドーナツと遊んだり、ドーナツや鯉のぼり、それから巻き寿司に憧れてみたり。

そんなこんなしながらも、ちくわのわーさんどこかへ急ぐようなのです。

どこへ行くのでしょうか。

ユーモラスで、みちくさ大好きなちくわのわーさんの痛快な物語です。

《10コの好きなところ》
①主人公は食べ物のちくわなんですが、めちゃくちゃ丁寧にリアルに描かれているところ。本物のちくわみたい。

②なのに、他の登場人物はアニメっぽい感じのテイストて描かれているので、ちくわとのギャップが素敵だし、ちくわが目立つ。

③文中で、ちくわのわーさんの口調が関西弁というところもおもしろい。キャラ立ちする。

④どうやら、ちくわだけに穴が開いているので口笛が得意みたいなことを文から読み取れる。マカロニやスパゲティーと口笛で絡んでいるページもあるのでそこも魅力。

⑤ドーナツや鯉のぼりに憧れを持つ、わーさんがトライする流れも最高。

⑥まきずしとの会話なんて、ジャイアンに見えました(笑)←敬愛を込めてですよっ。

⑦この物語は、ある1日のことを物語にしているので、時間の流れは絵の背景をみると大体分かるようになっている。しかも背景の絵が美しいし丁寧。

⑧もちろん、ちくわのわーさんの動きも緻密に描かれているところが秀逸。

⑨目的地に着いた後の流れが急展開すぎてビックリするところ。えーーー!ってなる。

⑩最後は、おでんぐつぐつハッピーエンド!

《読み聞かせをしてみて》
読み聞かせをした後に娘たちにどこが面白かったか聞いてみると非常に面白い答えが返ってきました。

○次女(4)は、ちくわのわーさんが口笛を吹いているところ。
○長女(7)は、おでんの中に入るところ。

実はこの2つ、物語の最初と最後のちくわのわーさんの出来コトなんです。

まぁ、最初も最後も大切なんでしょうけども、彼女たちの考え方が面白いですよね。

《おしまいの言葉》
つかみはオッケーとか、終わりよければ全てよしみたいな言葉があると思うんですけど、娘たちの感想は、まさにこういうコトなんだなぁって1人でニヤニヤしてしまいましたね(笑)

そして、その人その人で感じるトコロはいろいろですよね。

そういうコトが本当面白いというか、絵本を通してその人のアイデンティティがわかるというか...。

だから、わたしは今日も彼女たちに感想を聞きたがるのかもしれないです(笑)


ちくわのわーさんに感謝、即ち絵本に感謝でございますっ。


☆彡





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