椎間板ヘルニアのセルフケア 写真でわかる症状が改善するやり方
この記事は椎間板ヘルニアでお悩みの方向けに、自宅にあるものでできるセルフケアを紹介しています。椎間板ヘルニアの辛い痛みでお悩みの方は、ぜひ紹介するセルフケアをお試しください。
椎間板ヘルニアが改善するセルフケアのやり方
1. ドライヤーを準備する
セルフケアに使う「ドライヤー」を準備してください。
2. 「患部」にドライヤーを当てる
まずは「患部」からドライヤーを当てます。患部というのは「椎間板ヘルニア」があるところで、首や腰がまさにそうです。その首か腰の背骨の部分を狙って、ドライヤーを使い、温風を「熱い」と感じるまで当てます。
3. 「痛みや痺れのあるところ」にドライヤーを当てる
次に、「痛みや痺れのあるところ」にドライヤーを使い温風を当てます。「痛みや痺れのあるところ」は一ヶ所ではないと思います。「熱い」と感じたら風を当てる場所を動かし、痛みのある全ての場所に温風を当ててください。
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これでセルフケアの方法は以上になります。
このセルフケアに関するQ&A
A. 早ければセルフケアをしたその日から痛みが軽減することがあります。
A. 「一日2回」行ってください。オススメは「朝、起きてすぐ」と「夜、寝る前」です。夜間から明け方は神経痛が出やすい時間帯ですので、その時間がオススメです。
1回あたりの時間に関しては、一ヶ所につき「3〜5秒」くらいで熱く感じますので、ドライヤーを当てる箇所が多い人でも5分くらいで終わると思います。
A. 「弱・中・強」とあれば、もっとも温度の高い「強」を選んでください。
A. 一瞬「熱い」と感じるだけで効果があります。だいたい「3〜5秒」くらいで熱く感じると思います。メーカーによって風量も大きく変わるため、時間よりも「熱い」と感じる感覚を目安にしてください。
A. 髪の毛を乾かす要領で行なってください。決して、ドライヤーを直接肌にくっつけて行わないでください。
A. 火傷のリスクはないわけではありません。椎間板ヘルニアの影響で皮膚感覚が鈍くなっている場合は注意してください。セルフケアをはじめる前に、痛みのない場所で試しに熱くなる時間を測ってみるといいでしょう。
A. 熱く感じれば代用できます。湯たんぽやカイロでは難しいですが、シャワーの温度をいつもより2度くらいあげて使われるのはいいかと思います。
A. 痛みの強いものは効果が出るまでに時間がかかります。また、椎間板ヘルニアを発症してから時間が経過しているものも根気強くやらなければいけません。
A. 大丈夫です。痛みが強くてもセルフケアを試してください。
A. 問題ありません。ただし、湿布を貼ったまま、どの上からドライヤーを当てることはしないでください。必ず湿布をとって肌に直接当ててください。
A. 痛みの原因である神経の伝達異常が改善されるからです。
皮膚に熱を当てると副交感神経反応というものが起こり、神経の伝達異常が改善されるといわれています。
A. 必ず地肌に当てるようにしてください。タオルやストッキングなどの上からでは、化学繊維が熱を持ち、予期せぬ火傷をしてしまうかもしれませんから。
このセルフケアで椎間板ヘルニアが改善する理由
ドライヤーを使ったセルフケアで椎間板ヘルニアが改善する理由は、神経の伝達異常を改善できるからです。
椎間板ヘルニアになって困るのは、「痛み」だと思います。つまり、神経痛ですね。神経痛の起こる理由のひとつに、「神経の伝達異常」というものがあります。うまく神経と脳が通信できない状態のことで、それが脳には痛みとして伝わってしまいます。
皮膚に「熱い」という刺激を加えることで、からだの中で脊髄反射が起こり、神経の伝達異常が改善されます。これがドライヤーを使ったセルフケアで、椎間板ヘルニアの痛みが改善する理由です。
ぜひ、お試しいただき、痛みの改善にお役立ていただければと思います。
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