はじめての海外一人旅 in フィンランド サンタクロース村と白夜のカヤック
夜行列車で到着したラップランドの玄関口の街、ロバニエミは、サンタクロースに会える街として知られている。
Culture House Korundi 現代美術館でビュッフェランチ
ロバニエミの駅から街の中心部は少し距離があり、まずは、駅から中心部までの間にある現代美術館に立ち寄ってみた。ブュッフェランチが楽しめるカフェがあるようだ。
居心地抜群のテラスでのんびりランチ。パンに付けるバターペーストみたいなのが特に美味しかった。
サンタクロース村
その後はバスでサンタクロース村へ。
車窓からの森が美しかったので、一駅手前のバス停で降りて、森の中の道を歩いて向かうことにした。
ただ歩いているだけで、こんなにかわいい野草の花束があっという間に出来た。
軽いハイキング気分でサンタクロース村に到着。
レストランやお土産屋さん、ポストオフィス、もちろんサンタクロースの部屋もあるが、お目当ての北極線のランドマークへ向かう。
北緯66°32’35’’のArctic Circle を跨ぐ。北極圏到達!嬉しい!
たくさん写真を撮った後は、目の前のポストオフィスからポストカードを出す。クリスマスらしい切手やポストカードがたくさん並んでいた。
ポストは2種類あって、右の黄色いポストが通常の郵便、左の赤いポストが次のクリスマスに着くように送ることができる。
サンタクロース村まで来て、サンタと会わずに満足し、バスで市内の中心部に戻り、宿にチェックインする。
アパートメントホテル「ノルディカ デザイン レジデンス ロバニエミ」
今夜の宿「ノルディカ デザイン レジデンス ロバニエミ」も楽しみにしていた。
Googleマップで見つけた清潔なアパートメントホテルで、レセプションはなく、コードを入力して鍵を取り出して部屋に入るタイプ。よく分からなくて困っていたら、近くにいる人が声を掛けてくれて、優しく教えてくれた。
おかげで入れた部屋がこんなに素敵!
備品はイッタラやラップランド発のブランドPENTIKの北欧雑貨。自由に使って過ごせるなんて最高!
ちなみに、洗濯機やアイロンも使えて、スーパーやショッピングモールも近く、ケミ川も徒歩5分と散歩にも便利なので、本気でここに住みたかった。
ケミ川でのカヤック体験
その後はケミ川でカヤックが出来ると聞いて、歩いて川に向かう。カヤックは初体験。どんな感じだろう。
博物館Arktikumの裏手まで来てみたら、夜の20時なのに、小学生くらいの子供たちが楽しそうに釣りを始めようとしていた。カヤックから、「何が釣れるの?」と大声で話しかけてみたら、「I don’t know !」とのこと。お返しに、「どこに向かってるの?」と大声で質問されたので「I don’t know!」と返してお互いに笑った。
美しすぎる白夜の光の中で、穏やかなケミ川と風の流れに任せて漂った。夜なのに同じようにカヌーをしている人がいたり、川で泳いでいる人がいたり、岸でピクニックをしている家族がいたり。短い夏をみんな目いっぱいに楽しんでいる。
白夜のハイキング
カヤックから降りて、パドルや胴衣を返しに行く途中、Arktikum 裏手に広がる植物園を散策した。
あっという間に21時頃になっていたが、日はあまりにも沈まない。
白樺の林に差し込む白夜の光。
それはあまりにも美しくて、これまで見たことのない光だった。
これは現実なのだろうか、自分は今本当に生きてこの景色を見ているのかと疑わしかった。
大袈裟な、と思われるだろうが、当時の私は、「これ本当かな?」と何度も口に出していた。
Midnight Sunの光に包まれた体験は今回の旅の1番の思い出である。
感動冷めやらぬ間にレンタルのパドルなどを返却して、ホテルに戻る。
途中、22:30にもかかわらず、明るい空の下、大型スクリーンでヨーロッパリーグを観戦する人たちが。みんなお酒飲みながら楽しそう。
こうして快適な部屋に戻り、素晴らしい1日を終えた。
明日の朝はのんびりして、この素敵な部屋をもう少し楽しみたい。