【結果】フィンランドでやりたいことリスト100(1~50)
2024年7月、10年前から行ってみたかったフィンランド旅行についに行ってきた。
10年越しのフィンランド旅行を充分満喫すべく、
やってみたいこと、⾒てみたいもの、食べたいものを事前に100個挙げていた。
滞在期間は8日間。果たして結果は、、
1~50のリストと結果 ※達成したものは太字となっています
1 フィンエアーに乗る
往路はフィンランド航空を利用。カウリスマキの映画「枯れ葉」やフィンランドの紹介ビデオなどを鑑賞しながら、いざヘルシンキへ。機内食でのマリメッコのペーパーナプキンやブルーベリージュースにも胸が躍った。
2 機内でムーミンを読む
季節感はないが、中学生のころ買ってもらった『ムーミン谷の11月』の英語版を持参。再読するなら今だと思い、ヘルシンキまでの飛行機で、また始めからページをめくってみる。
雨の森に行きたくなったのは、この本を読んだから。
3 トラムに乗る…石畳で意外と高低差のあるヘルシンキの街でなくてはならない足だった。とはいえ、初めて乗ったトラムは、周りの人を観察しながら少し勇気を出して乗車。人生初の信用乗車を体験した瞬間でもあった。
4 ヘルシンキ大聖堂を見る
ヘルシンキに到着したら、まず見てみたい場所だった。
初日、真っ先に向かったのは大聖堂。しかしその初対面は雨空の下だった。青空と大聖堂を見ることを誓った数日後、リベンジを果たす。
階段を上り、階段の一番上に座ってヘルシンキの街並みを眺めた。太陽と風が気持ちよく、カモメも遊びに来る。
この時ようやく、自分がヘルシンキにいることを実感できた。
5 テンペリアウキオ教会に行く
ヘルシンキを象徴する教会の1つ。岩をくりぬいて作られ、教会内には太陽光が差し込む。
想像よりも岩のパワーを感じる景観が多かったフィンランド。だからこそ、岩と太陽光に包まれた教会で、万人を受け入れるようなあたたかさを感じたのだと思う。
6 カンピ礼拝堂に行く…カンピ礼拝堂には2日間訪れたものの、どちらも定休日とバッティンングし、中には入れなかったが、目を惹く礼拝堂の外観や、目の前のAmos Rexのモニュメントなど、おしゃれかつ自由な雰囲気のこの場所が気に入った。
7 ロバーツコーヒーに行く…ヘルシンキ到着後、雨と寒さで早々に駆け込んだカフェ。ドトール的存在のチェーン店だが、私にとってはフィンランド旅行一発目のお店だった。フィンランドのコーヒーもここで初めて飲み、ライトな美味しさにすっかり虜になってしまった。思い出深い、日曜朝の雨宿りの時間を過ごした場所でもある。
8 カフェ・エンジェルに行く…cafe Engelはヘルシンキ大聖堂の向かいにある。大聖堂を臨む特等席でケーキとコーヒーを飲みたかったが、タイミングが合わずに未達成。次回は必ず。
9 カフェ・レガッタに行く…海に面した赤い木造小屋がトレードマークのカフェ。シベリウス公園と隣接している。
タリンからの帰りのフェリーでヘルシンキ在住の日本人と出会い、教えてもらったおすすめスポットでもある。海を見ながらソーセージを焼いたり、もちろん美味しいケーキが食べられたりする。
10 FORUMに行く…初日、あまりの寒さに駆け込んだカンピにあるショッピングモール。FORUMのH&Mでセールになっていた冬用の上着をなんとか購入した。
上着は、急遽購入した割には気に入っていて、思い出たっぷりの、思いがけないお土産となった。
11 ストックマンに行く…1930年開業の老舗デパート。北欧最大級というだけあって立派で、お土産探しにも重宝する。私は、人気のデパ地下のグルメを見に訪れた。
12 ストックマンの地下の惣菜で夜ご飯調達…目移りしてしまった。ストックマンの地下には、広い量り売りのデリカコーナーがあり、好きなのを選んで購入できる。
しかし、あまりに空腹だったため、すぐに食べられる外食を選択。アカデミア書店内のカフェ・アアルトに駆け込んだ。
13 アカデミア書店に行く
アアルト建築が気軽に楽しめる、ストックマンのすぐ隣にある書店。建築系の本も多いように感じた。
目を惹く天井の大きな窓は、本がイメージされているのだとか。
14 カフェ・アアルトに行く…アカデミア書店の3Fにあるカフェ。かもめ食堂のロケ地でもあるが、想像よりもこじんまりとしていた。
ここでのんびりケーキやコーヒーを、と想像していたものの、空腹に負け、サーモンスープを注文。しかしこれが絶品で、忘れられないひとりディナーとなった。
15 ひとりで海外ホテルチェックイン…初のチェックイン先は、ヘルシンキのカンピにあるHotel Finn。レセプションの人も優しく、清潔で場所もいいので、また泊まりたい。
ロバニエミでは、デザインレジデンスに宿泊。レセプションがなく、チェックイン方法がわからず困っていると、近くにいた女性が優しく声を掛けてくれ、おかげで無事チェックインが出来た。この宿は後述するが、非常におすすめ。
16 フィンランドのテレビを見る…フィンランドらしい、湖畔の家をリノベーションする番組や、子ども番組などが流れていた。子ども向けの英語番組は、英語の音声にフィンランド語字幕のためさっぱりわからず。合間によく流れたKマーケットのコミカルなCMは、今でもよく覚えている。
17 ヘルシンキのマーケットスクエアに行く
大聖堂の目と鼻の先には港がある。港には、いくつものテントが並び、マーケットが開かれる。食材を売るテントや飲食店もあり賑わっていた。
私たちは、マリメッコのテーブルクロスが目を惹くお店でサーモンブレッドやフィッシュスープなどを食べた。バルト海を見ながら、ヘルシンキらしさ満点の時間となった。
本当は、毎朝ここを散歩したり、朝ご飯を食べたりするのをずっと想像していたけれど、来れたので良し。
18 蚤の市に行く…ハカニエミマーケットなどの蚤の市でなどの掘り出し物を思う存分探してみたかった。マリメッコやイッタラもよく出店されるらしい。
それでも、タンペレのファーマーズマーケットには、一部蚤の市エリアもあり、規模は小さかったが、蚤の市気分を味わえた。
19 デザインディストリクトでショッピング…フィンランドデザインのお店をふらりと巡ってみたかった。
遅い時間に訪れたエスプラナーディ通りには、マリメッコやイッタラなど有名ブランド店が並ぶ。そのため閑静な通りを想像していたが、実際は活気ある通りで驚いた。いくつものグループが路上ライブをしていたり、ベンチや広場で語らっていたり。
次回はもっと早い時間に訪れて、ゆっくりとお店巡りも楽しみたい。
20 ムーミンショップに行く…都内にもムーミンショップはいくつもあるが、フィンランドのムーミンショップにも訪れてみたかった。訪れたのはカンピやエスプラナーディ通りの店舗。物語の世界観が再現された、かわいい店内は、見ているだけで楽しい気持ちに。
21 Oodi図書館に行く
好きなように過ごすことを許されるような図書館。チェスをして盛り上がる人々や、本とコーヒーを片手に一人で過ごす人。内観外観ともにこんなにおしゃれなのに、自由で誰でも受け入れてくれるような雰囲気。
次は、時間を気にせず、1日ここで過ごしてみたい。
22 ヘルシンキ大学附属植物園に行く…中央駅近くの植物園。世界各国の植物が見られる温室がある。温室以外は無料なので、園内をのんびり散策できるそう。フィンランドや北欧らしい植物にも興味があった。
23 カイヴォプイスト公園に行く…ヘルシンキの南側、海に面した公園。ヘルシンキ中心部から少し距離があるが、次回は海風を感じてカモメたちとお散歩してみたい。
24 カフェ・ウルスラに行く…カイヴォプイスト公園近くのカフェ。海沿いのテラスで太陽を浴びて過ごしてみたい。ちなみに、ここもかもめ食堂のロケ地。
25 ヘルシンキから船で群島にでかける…フィンランド湾は多島海だ。群島は、氷河期時代以降、今も続く地盤の隆起により形成されている。向かったのは世界遺産スオメンリンナ島。短い滞在中に2度も訪れている。
26 船からアーキペラゴを見る…アーキペラゴ(群島)はフィンランドらしい景観の1つ。スオメンリンナ島までのたった15分の船旅でも、針葉樹と小さな木造の家が建つ岩の島がいくつも見られる。
勝手にお気に入りの島とお家を選びながら短い船旅を楽しんでいた。
27 群島でのんびり過ごす
スオメンリンナ島の岩の海岸で、のんびりと海と空を眺めた。
それから私は海岸の岩の上に寝そべってみた。
海風は冷たいけれど、日差しはあたたかい。
これが私がしてみたかったことだった。
28 トーロ湾散策…ヘルシンキの中心から少し北にある散歩スポット。ランニングやサイクリングにも最適だ。散歩はできなかったが、タンペレへ向かう高速バスの車窓から、トーロ湾を少し眺めることはできた。
29 Villila/Kallio地区に行く…ヘルシンキの古い木造住宅が残る地区があるとのことで、訪れてみたかった。
なんと、旅の後半で滞在した地区がKallioとなり、散策どころか滞在に成功。しかしながら、観光に余念がなく、Kallioの街を充分に散策することはできなかった。
滞在先のすぐ近くに、気になっていたパン屋さんWay Bakeryもあったが、タイミングが合わずに断念している。
30 街の花屋を覗く in ヘルシンキ…街の花屋を覗くのが好きだ。
フィンランドでは、昨年訪れたロンドンのように頻繁に花屋を見かけることはなかったが、スーパーなどで発見。小さなバラなどもあったが、意外にも菊の花が目立って驚いた。
31 コンサートに出くわす…野外コンサートや路上ライブと出会えたら嬉しいと思っていた。旅の前半で滞在していたHotel Finnの1Fのカフェバーでは、テラスでコンサートが開かれていたし、エスプラナーディ通りでは、路上ライブをいくつも見れた。
たまたまだとは思うが、女性シンガーを多く見かけた気がする。
32 地元のスーパーに行く…フィンランドの二大スーパーである「Kマーケット」と「Sマーケット」。ヘルシンキ滞在中はどちらも毎日通った。
Kマーケットの方が品質重視、Sマーケットは利便性重視、といった印象。バラマキ土産もスーパーで購入できた。
33 スーパーのアイスを買う
メジャーなのか、どのスーパーでも見かけた、バニラアイスがしっとりのクッキー生地にサンドされたアイス。
ロバニエミ移動中、日差しが暑かったので、Kマーケットで購入して食べ歩きした。
その数日後、ヌークシオ国立公園のハイキング中にも棒アイスを購入した。フィンランドのアイスは日本のに比べて溶けやすいのか、どちらも急いで食べた。
34 スーパーのお酒を買う…スーパーのお酒コーナーはとても充実している。国民的アルコールはジンのロンケロで、最もメジャーなビールは熊のマークのKALUF。ロンケロは、ロバニエミのケミ川でカヤックに乗りながら飲んだ思い出の味となった。
ちなみに、お酒購入時に年齢確認をされると、お酒を購入していない人含めてグループ全員のIDを求められたので注意が必要だ。
35 スーパーの惣菜でホテルご飯
Hotel Finn滞在中、朝食はスーパーのパンや惣菜が活躍した。
写真は、滞在2日目の朝、Kマーケットで購入したカレリアパイと、Sマーケットで購入のショートパスタ。満足感ある朝ごはんとなった。
36 深夜のサンセットを見る
この旅の一番の目的である白夜。ヘルシンキでは、夜の短い時間だけ日が沈んだ。
写真は、夜の23時ごろの夕焼け。帰国の前日に、こんなに綺麗な深夜のサンセットを見ることができた。
37 暗くなった空を眺める…これが一番難しかった。なぜなら、起きている間はもちろん、寝ている時もほとんど明るいから。日付が変わっても薄明るい状態だったが、街灯が明るく感じる時間もわずかに見られた。
帰国した日は、空が暗くなることに新鮮さを覚えたほどであった。
38 サウナを楽しむ地元民を見る…ヘルシンキで公衆サウナ「ソンパサウナ」に行った。地元の友人おすすめのサウナで、バルト海に面した砂利の上に簡素なサウナ小屋が建っている。自分で薪を割って、サウナを暖めて入る、玄人向けのサウナだ。
地元の人しかおらず、多くの人が裸でお酒を飲みながらくつろいでいた。それでいて、観光客の私たちのことをあたたかく受け入れてくださったのが印象的。みんなフレンドリーで優しかった。
39 白樺林を見る
フィンランドの国樹であるだけに、白樺はあちらこちらに生えていた。この旅で初めて歩いた白樺林は、タンペレのピューニッキ。それから、ロバニエミの白夜の光に包まれた白樺林も忘れられない。
フィンランドに多い岩盤の上にでも根を張る白樺は、どこか弱々しくも力強い。風に吹かれて小刻みに揺れる白樺の葉のサラサラとした音も、静かなフィンランドの森だからこそ、たくさん聴けたのだと思う。
40 ルピナスの花を見る…フィンランドの夏によく見られる花。もう少し時期が早ければ、ライラックの花と香りが楽しめたはず。あちらこちらに雑草のように咲いているのに可憐だった。
41 野草を集める
ロバニエミ、北極圏との境の道を歩く。
道沿いには色とりどりの花が咲き乱れ、たった50mほど歩く間に、こんなにかわいい花束が出来てしまう。こんなに楽しい道はない。
手作り花束はホテルに持ち帰り、部屋でも一緒に過ごした。
42 ベリー摘みをする
今回のフィンランド旅行では、3種類のベリーを見つけた。
1つ目は、紫色のビルベリー。初めて見つけたのは、ロバニエミ空港の駐車場だった。ヌークシオでも至る所にあり、摘んでは口に入れた。
2つ目は、ヌークシオで見つけたスグリ。甘酸っぱくて、ロバニエミArktikum で食べたベリーのケーキに乗っていたのと同じで感動。
そして3つ目はラズベリー。エスポーのピクニック中に摘み、あまりの美味しさに、市販のラズベリーは買えないと思ってしまったほどだった。
43 自然の中でピクニック…旅で仲良くなったエスポー在住の友人が、近所のピクニックスポットに連れて行ってくれた。フィンランドらしい湿地の広がる場所で、パンやブルーチーズにビール、友人手作りのポテトサラダなどを広げた。観光客は中々訪れない、自然の中のピクニックを満喫できた。
44 郊外のコテージに滞在する…フィンランドでは、サマーコテージを持っている人も多く、夏になると自然の中のコテージに滞在することが多いそう。私もそれを体験してみたく、湖のそばの貸別荘に滞在し、湖で遊んだり、ベリーを摘みながら森を歩いたり、それを料理したりしてみたかった。自然の中の滞在こそできなかったものの、湖や森の遊びは堪能出来ているので良し。
45 ひとりでレストランに入る
写真はエストニアのタリン旧市街で撮影。海外のレストラン、なかなか1人で入るのはハードルが高いが、一度は入ってみたかった。
楽しむためには、背伸びしすぎないのもポイントだと思う。おかげで、気兼ねなく、旧市街のテラスでハンバーガーとビールを飲めた。
46 シナモンロールを食べる
北欧に来たからには、食べずには帰れない。
写真は、雨のスオメンリンナ島で立ち寄ったカフェで撮影。ヌークシオの森の中で食べたシナモンロールも最高だった。
実は、家の近所にも、フィンランドスタイルのシナモンロールが美味しい町のパン屋さんがあり、帰国してすぐにシナモンロールを買いに行ってしまった。
47 サーモンスープを飲む
カフェ・アアルトでサーモンスープの夕食を。サーモンのしっとり感とホロホロ感、ジャガイモやディルの美味しさが忘れられない。ゆっくりと堪能しようと思っていたのに、あまりのおいしさに一心不乱に食べ進めてしまった。
48 カレリアパイを食べる
滞在中、ハマってしまい、4、5回食べている。
カレリアパイは、スーパーのパンコーナーにも必ずあって、しかも安いため、よく購入していた。エッグバターが載ったものよりも、私はシンプルなカレリアパイが好み。
49 オープンサンドを食べる…タンペレで訪れたファーマーズマーケットのキッチンカーで購入。日本では考えられない肉厚のサーモンが黒パンにたくさん重ねられ、あまりの美味しさに驚いた。
マーケットのテントの下で、地元の人に紛れてコーヒーと食べた思い出の味。
50 ミートボールを食べる…スーパーの冷蔵コーナーや冷凍コーナーでたくさん売られているミートボール。
量が多く、滞在中はなかなか試せずにいたところ、帰りの飛行機で提供され、ギリギリ達成。ベリーのジャムと一緒に美味しくいただいた。
あまりにも長くなったので、後半は別記事で。