見出し画像

【フィンランド旅行】ヌークシオ国立公園ハイキングと岩の教会

今日は楽しみにしていたハイキング。かもめ食堂の舞台にもなった、ヌークシオ国立公園に出掛ける。
HSLアプリで行き方を調べ、バスを乗り継いで向かった。

降りたバス停Högbackaは森の中

ここから、森の中のハイキングコースを歩いてヌークシオ国立公園のメインの場所まで向かう。
それにしても、私たち以外に誰も歩いていない。

森を独り占めしているような気分

歩いていると、早速ベリーを発見。

美味しい!

別の場所で、シャベルみたいなベリーを採る道具とバケツを持った人と遭遇した。地元の人はこうやってベリーを採りに来るみたい。

こっちのベリーも美味しかった

約2㎞の山道を抜けると、湖が見えてきた。

美しい、、!ずっと見てみたかった景色

これまで誰とも会わなかったのに、湖までくるとけっこう観光客がいた。
湖と対面後は近くの売店でひと休み。
売店に、シナモンのあまりにもいい香りが漂っていたので、シナモンロールを買ってしまったが、それが大正解。とっても美味しかった。

森の中で食べるシナモンロールは最高

その後は、湖を手漕ぎボートで堪能。手漕ぎボートもこの売店で申し込むことが出来た。他にもカヌーやサップをしてる人がいた。

水面に映る雲と漂う水草。
なんかこういうところからフィンランドデザインって生まれるんだろうなと自然と納得する美しさ

あっという間に1時間が経過し、ボートから降りてハイキング。

日差しが暑かったので、アイスを食べながら
BBQスペースみたいなのがあって、ソーセージを焼いて食べていた。
薪は、近くの薪小屋から調達して自分たちで薪割りをするみたい。
湖の近くに来ると本当に静かで、対岸で静かにおしゃべりしている人たちの声すら聞こえてくる。

帰りのバスの時間が近づいてきた。
帰りは行きとは別のHaukkalammentieバス停から。湖からバス停までは、また2kmだが、のどかな景色が広がる。行きと帰りで違うバス停を選んで正解!違う景色が楽しめた。

行きとは違い、舗装された道を歩く
Haukkalammentieバス停

こうしてヘルシンキに戻ってきた。
この後、別の友人とも合流する予定だが、まだ時間がありそうなので、訪れてみたかった徒歩圏内の教会2つを駆け足で見学することに。

一つ目は、カンピ礼拝堂。木でつくられた特徴的な建築。
土日が営業時間外らしく、中に入れなかったのが残念。

しばらく椅子に座ってぼんやりしていた

二つ目は、テンペリアウキオ教会。岩の教会とも呼ばれる。
岩盤をくりぬいて作られ、自然光が差し込む教会内は、昨日のOodiみたいに、みんなを受け入れてくれる優しさのようなものを感じた。
フィンランドでは、街中で隆起したような岩盤を見かけたり、海岸線や湖の周りが岩盤になっていたりと、岩のパワーを感じる景観が多かった。
調べてみると、氷河期時代、フィンランドは氷に覆われ、その重さで押し下げられていたが、氷河が後退してからは、地殻均等を保とうとする地球の動きによって、今も隆起が続いているそうだ。
それだけに、岩の中が祈りの空間となっていることは、日本人的な自然信仰的発想なのかもしれないが、すごく理にかなっているように思えた。

その後はまた駆け足で駅に戻り、別の友人2人とも合流した。
うち1人は、ヘルシンキの隣町、エスポ―在住で、家の近くのおすすめスポットを案内してくれるという。
早速みんなでメトロに乗り込んだ。
(つづく)

いいなと思ったら応援しよう!