【フィンランド旅行】ヌークシオ国立公園ハイキングと岩の教会
今日は楽しみにしていたハイキング。かもめ食堂の舞台にもなった、ヌークシオ国立公園に出掛ける。
HSLアプリで行き方を調べ、バスを乗り継いで向かった。
ここから、森の中のハイキングコースを歩いてヌークシオ国立公園のメインの場所まで向かう。
それにしても、私たち以外に誰も歩いていない。
歩いていると、早速ベリーを発見。
別の場所で、シャベルみたいなベリーを採る道具とバケツを持った人と遭遇した。地元の人はこうやってベリーを採りに来るみたい。
約2㎞の山道を抜けると、湖が見えてきた。
これまで誰とも会わなかったのに、湖までくるとけっこう観光客がいた。
湖と対面後は近くの売店でひと休み。
売店に、シナモンのあまりにもいい香りが漂っていたので、シナモンロールを買ってしまったが、それが大正解。とっても美味しかった。
その後は、湖を手漕ぎボートで堪能。手漕ぎボートもこの売店で申し込むことが出来た。他にもカヌーやサップをしてる人がいた。
あっという間に1時間が経過し、ボートから降りてハイキング。
帰りのバスの時間が近づいてきた。
帰りは行きとは別のHaukkalammentieバス停から。湖からバス停までは、また2kmだが、のどかな景色が広がる。行きと帰りで違うバス停を選んで正解!違う景色が楽しめた。
こうしてヘルシンキに戻ってきた。
この後、別の友人とも合流する予定だが、まだ時間がありそうなので、訪れてみたかった徒歩圏内の教会2つを駆け足で見学することに。
一つ目は、カンピ礼拝堂。木でつくられた特徴的な建築。
土日が営業時間外らしく、中に入れなかったのが残念。
二つ目は、テンペリアウキオ教会。岩の教会とも呼ばれる。
岩盤をくりぬいて作られ、自然光が差し込む教会内は、昨日のOodiみたいに、みんなを受け入れてくれる優しさのようなものを感じた。
フィンランドでは、街中で隆起したような岩盤を見かけたり、海岸線や湖の周りが岩盤になっていたりと、岩のパワーを感じる景観が多かった。
調べてみると、氷河期時代、フィンランドは氷に覆われ、その重さで押し下げられていたが、氷河が後退してからは、地殻均等を保とうとする地球の動きによって、今も隆起が続いているそうだ。
それだけに、岩の中が祈りの空間となっていることは、日本人的な自然信仰的発想なのかもしれないが、すごく理にかなっているように思えた。
その後はまた駆け足で駅に戻り、別の友人2人とも合流した。
うち1人は、ヘルシンキの隣町、エスポ―在住で、家の近くのおすすめスポットを案内してくれるという。
早速みんなでメトロに乗り込んだ。
(つづく)