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飲食店や実店舗における集客や販促の考え方の基本
売り上げ販促に携わるお仕事をしているとどうしてもWEBマーケティングのようなイメージが強くありますが、私の場合はオフラインや実店舗での顧客導線や集客もよく携わっています。
ただ、
実店舗の場合は個人事業主の方や小規模経営の方も多く、そもそも論としてマーケティング以前の部分で詰まり悩んでいる方は後を断ちません。
そこで、今回は経営をしていくに当たって盲点となりがちな部分や実際に実業ベースで自分が意識したかったなあ。という部分に関して書いていきます
外観や内観をいくら拘っても本質的な問題ではない
飲食店にしろ、エステやサロンの実店舗にしろ初期費用の中でどうしても外観や内観に拘りを置きすぎて他がおざなりになることは少なくありません。
重要な部分なので二度いいますが、外観や内観に拘ること自体は全く問題ではなく、そもそもとして本質的な部分から眼を背けていたり、考えていない場合が非常に多いです。
そもそもの本質的な問題とは何でしょうか?
いくら質が高くても、価値は認知されなければ何も生み出さない
意気揚々のお店を作る失敗例の最たる例です。
どれだけ技術者として卓越していても、どれだけおいしい料理を提供出来るとしても、社会において価値というものは認知されることでしか発生しません。
お客様の高い価値を感じて頂ければわかってもらえる!は幻想でしかありません
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どれだけ品質が良いとしても唸らせるだけの商材だとしても認知して頂く為の施策や戦略は日々、今日明日明後日と繰り返していく延長線でしか結果に結びつかないのです。
集客に関してきちんと戦略を説明出来る位やってる人って殆どいないんだよ
どういった業界であっても相談を受けた際に集客に関して自分なりに具体的な戦略を打ち立て、現実にデータや数値として投影しているお店や事業家はほとんどいません。
当たり前ですよね。だから業績や顧客問題で悩んでいるんですから。
裏を返すと理路整然ときちんとした筋道を立てて戦略や日々の施策が出来れば中長期的にも結果に大きく結びつき競合他社との差別化にもつながります。
ここで大切なのは高尚なお題目を唱えているわけではなく、
お店や実店舗を開業した当初、否、前から明確に戦略や路線を考え他人に聞かれたときに答えられる様にしていおくべきです。
いやだからそれが難しいから相談したり悩んでるんだよ!って話だとは思いますがこういった細分化された戦略こそが本来経営やお店を動かす上で大切な部分なのはいうまでもありません。
非日常を提供しているディズニーランドと同じ
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わたしはよくクライアントに対しても実店舗経営は非日常を提供するディズニーランドと同じ。という話をします。
というかディズニーだと思ってください。ユニバでもいいですといいます笑
どういうことかと言うとお客様があなたのお店で食事をいただくのは、施術を行うのはなぜですか?
それはお客様があなたというお店での空間や時間に価値を見出してくれるからお店に来てくれているからにほかなりません。
つまり、お客様はメニュー単体ではなくメニュー含めた提供される時間や空間に対して金銭を払ってくれるわけです。
なので私の感覚だと水商売のお店もラーメン屋もエステ店も全部ディズニーランドと変わりません。同じ感覚なんです。
サービスやプロダクトばかりに目が行く経営者
相談される際の大半の場合は目標や目的選定の曖昧さと同等以上に
抜本的な問題点や改善策がサービスやプロダクトの中にあるのだと迷走されているケースが非常に多いです。7割以上といっても過言ではないでしょう。
当たり前の話なんです。すべての事業戦略の中で顧客目線で感性からニーズからを割り出し明確にピンポイントに戦略設計出来る人間は稀有なので。
だからこそ落とし穴であって盲点になるんです。
根本的な問題点はサービスやプロダクト単体ではなく サービスを含め提供される空間や時間に問題があること
また、顧客に対してどういった世界観や優れた顧客体験をして頂きたいのかその緻密な戦略の不透明さにあるのです。
経営は引き算だけじゃないよ足し算と掛け算も大事
経営者や実業をやられている方程わかっていただけると思いますが基本的に実店舗や最低限の引き算思考と資本力さえあれば回しいけます。
なので引き算思考で延々と事業をスケールしてきた…という方も少なくありません。
もちろんそれで軌道に乗るなら良いのですが資本力が少なったり時の運がない、あるいは集客に拙い黎明期に売り上げや事業拡大が出来ず廃れていく業者は山の様にいます。
半面、オンラインの世界では引き算思考だけだとうまくいきません。掛け算や足し算思考を折り合わせながら初めて価値を生み出し事業サイクルを回していけるのです。
現状の実店舗相談でも引き算思考の強い方やそもそも掛け算や足し算思考が苦手という方もたくさんいらっしゃいます。
ご自身はどこに該当するでしょうか?
競合との差別化自体は思いの他難しくはない
ここまで読んでいただいてどれだけ戦略や思考の部分が経営や集客において影響を生み出すか差異は伝わったと思います。
競合でも入念に緻密な戦略を立案しそれを日々実行実現できている事業者はどの世界であっても多くはありません。むしろほぼいません。だからこそ真剣に取り組むべき領域なのです
故にまずはご自身の事業の売り上げや販促で悩む大本からきちんと見つめなおすことで目に見えた変化と集客や売り上げに対する苦手意識を変えることこそが、明日へと続く道となります
具体的な相談や一人じゃ埒が明かないから誰かに聞いてほしい競合他社の戦略や自分たちの戦略選定をしたいといった場合は、日々インスタやThreadsのSNSで更新したり活動しているのでお声掛けください